新型コロナをきっかけに、今あらためて「ある問題」が浮き彫りになっています。
それは、「ビジネスをオンライン化していない「働き方」に対するリスク」です。
たとえば日本は、ぎゅうぎゅうの超密着状態の電車で通勤しなければいけないのが今の社会です。
想像すれば容易に理解できますが、その集団の中に保菌者がいると感染拡大リスクは跳ね上がります。
そこで感染した新たな保菌者がそのまま会社に行けば、周りの同僚にも感染します。
すると、これが小さい会社ならたちまち営業活動がストップしますよね。
通勤するから感染のリスクが生まれ、体力のない会社は廃業に追い込まれるんです。
僕らは「通勤」や「会社」というこれまで当たり前だった概念を考え直す時期にきているかもしれません。
そこで今回は、「ビジネスをオンライン化していない働き方リスクと回避できる必要な概念」について紹介したいと思います。
めちゃくちゃわかりやすく掘り下げて解説しますのでぜひ読んでみてくださいね!
ビジネスをオンライン化していない働き方リスクと回避できる必要な概念とは?

コロナは今の「働き方」の問題点を浮き彫りにしました。
ですが、逆に見つめ直すきっかけを与えてくれたという見方もできます。
なぜそう思うのか少し説明しますね。
こちらは日本有数の調査会社である「東京商工リサーチ」によるグラフです。

引用:東京商工リサーチ

これらの結果から、業歴によらず潰れている企業は毎年増え続けており、企業の「平均寿命」は23.3年とかなり短いことがわかります。
ちなみに、コロナが日本国内で初感染が確認されたのは2020年1月です。
実は、世の中の急激な変化に対応できていない企業は多く、コロナ以前から倒産数は増加していたのです。
それがコロナがたまたまきっかけになり、状況を加速させただけに過ぎないのかもしれません。(もちろんすべての企業ではないですし、何とか乗り越えてほしいです)
一方、こちらも日本有数の調査会社「東京データバンク」のグラフです。


引用:東京データバンク
コロナ発生以後、潰れている業種はダントツで「飲食店」です。
「飲食店」を筆頭に上位は「オフライン」のビジネスモデルなので、モロに影響を受けていることがわかります。
一方、日本が抱える現状課題としては・・・
- 毎年40万人規模で中核市1つが消滅するペースで人口減少
- 65歳以上はすでに国民の3人に1人という超高齢社会に突入
- 子どもの出生数は年間90万人割れ(昭和は毎年200万人)
高齢者が多く若者が少ない市場ではお金の流れも停滞するため、倒産する会社は今後も増加の一途を辿るでしょう。
とくにオフラインビジネスは、この先どんどん厳しくなるのは目に見えていますよね。
(最近は閑古鳥が鳴くシャッター通り化した商店街も多く見かけるようになりました)

しかしながらその一方で、定年退職は65歳や70歳に間違いなく上がると言われています。
国も退職年齢の引き上げに具体的検討に入りました。(若者が少ないのでしょうがないですよね(汗))
さきほどの【企業の平均寿命23.3年】と【退職年齢65歳(70歳)】の数字を見比べれば、どうやらこれからは、生涯のうち転職を2〜3回しなくちゃいけない時代が当たり前になるってことです。
会社が最後まで面倒をみてくれるという神話はもう終わりを迎えているということですね。
まとめると、
- コロナ以前から企業の倒産件数は増加していた
- 企業の平均寿命は23.3年と短い
- コロナを機にオフラインの業種は倒産が加速した
- 生涯のうち転職をする回数は増えていく傾向にある
- 終身雇用の神話が崩壊しつつある
つまり、オフライン中心の「会社に雇われる働き方」はこの先どんどん厳しくなっていくのです。
(特別なスキルもないおじいちゃんを雇ってくれる会社はいませんよね(汗))
したがって、僕らはもっと時代の動向に左右されにくいビジネスモデルを自ら構築し、今のうちから少しずつ実践しておいた方が良いかもしれません。
最近は、「〇〇ワーク」などはよく検索されています。
これは世の中が「オンライン」で仕事ができないか模索し始めているということです。

一方、「メタバース(仮想現実世界)」「DAO(分散型自立組織)」など新しい言葉をよく耳にするようになりましたね。
メタバース(Metaverse)
「メタ(超)」と「ユニバース(宇宙)」を組み合わせた造語で、インターネット上に作られた三次元の仮想空間のこと。仮想空間に世界中の人々が集まり、仕事ができるようになる。

DAO(Decentralized Autonomous Organization)
「分散型自律組織」という意味で、ブロックチェーン上で世界中の人々が協力して管理・運営される組織のこと。従来の会社のようなピラミッド構造ではなく、互いが対等な立場で仕事ができるようになる。

ざっくり言うと、ビジネスの場所として仮想空間に人は移動し、従来の会社のような形態ではなく、プロジェクト単位で有志が集まり展開することが未来では可能になります。
(たとえば、高校3年間はチームメンバーと共に甲子園を目指し、終われば解散する部活のオンライン版みたいなイメージです)
あたらしい言葉が生まれる時は、大きな変化が起こる前兆です。
これらのキーワードから考えるとこの先は、
「通勤」
「会社」
これらの概念はそもそもなくなるかもしれません。
「働き方」における「時間」「場所」に対するパラダイムシフトですね。
僕はここに、これからの「働き方」においてヒントがあると思います。

ちなみに、以前からオフィスなど持たずに全国に社員が散らばりオンラインビジネスを展開しているIT企業では、今回のコロナショックで逆に収益が上がっているそうです。
オンラインビジネスだと商圏も日本全国ですし、「モノ」や「ヒト」ではなく、「情報」や「仕組み」を販売するビジネスならコロナの影響も受けにくいので納得ですよね。
さて、読者様。
いよいよ、今までの「働き方」が次のフェーズに入るかもしれません。
で、ここからがあなたにお伝えしたいことなのですが・・・

これから未来の「働き方」において、あなたが今後も直面するだろう様々なリスクを回避するためには「時間」「場所」が重要になってくるとお伝えしました。
もう一つ「重要な視点」をお伝えします。
それが、「移動量」の概念です。
そもそも、ヒトは「移動量」に比例してあらゆるリスクが生まれるということを忘れてはいけません。
たとえば、会社へ行くために、A地点からB地点へ移動すれば、時間を奪われ、それだけで本来やるべき事が出来なくなりますよね。
他にも、移動するためにはお金を使わなくちゃいけませんし、事故で命を失うリスクや、たとえ気をつけていても巻き込まれるリスクもあります。
今回でいえば、コロナに感染するリスクだってもちろん増えます。

片道2時間かかる通勤で毎日憂鬱な日々・・・
上司から急に命じられたタイトなスケジュールの連日出張・・・
新築マイホームを建てた直後の転勤辞令・・・
これだけでも相当な移動ストレスですよね(汗)
会社でうつ病にかかるリスクが高いのも、それらに対する精神ストレスが大きいと言われています。
このようにヒトの「移動量」と「リスク」は相関します。

僕には東京在住の友人がいます。
現在はコロナを機に会社の方針で在宅ワークに切り替えたそうです。
これまでは、通勤時間も片道1時間半かかっていたそうですが、在宅ワークに切り替えることで1日に往復3時間分も仕事に従事できるようになったそうです。
仕事相手先や同僚からの無用な連絡や雑談もありません。
すると今まで夕方までかかっていた仕事も、余裕で15時頃には終わっているそうで、残りの時間をゆっくり子供と過ごせているそうですね。
つい通勤途中にコンビニに寄っては何かを買っていた悪癖もなくなり、出費も減ったとか。
毎日数百円でも1ヶ月に換算するとけっこうなお金になります。
そのお金で本を買うなど、自己投資に回した方がお金の使い方としては良いですよね!
その友人は「こんな感じならこれからもずっと在宅ワークで良いよ」と言っています。
これも、「移動量」をなくしたことによって受けた「時間」の恩恵であり、会社という「場所」があるからこそ、今まで制約を受けていました。
このように「働き方」における今まで常識だった「時間」「場所」に対して、「移動量」の概念を加えると、簡単にパラダイムシフトが起こります。
つまり、これからの「働き方」のヒントとしては、「移動量」をなるべくゼロにシフトチェンジする概念を自分の中で持てばいいのです。
ここを学ぶだけでも、読者様の今後の人生において色々なリスクを回避できると思いますので、もし良かったら参考にしてみてください。

僕は今、海外在住者です。
東京、北海道、沖縄など全国各地およびアメリカ、スペイン、ブラジル、ベトナム、スウェーデンなど世界各地に在住している日本人の方達とオンラインでつながり一緒にネットビジネスをしています。
ちなみに、僕は誰一人として実際にお会いしたことはありません。
ですが、そんなことは何ら問題ではないです。
互いが信頼し合う関係を築くことができれば、最高の成果を残すために一丸となって取り組むことは全然可能です。
この「働き方」の形態がさらに進化すると、もしかしたら行き着く先は「メタバース」や「DAO」の世界かもしれませんね!
こんな状況を作り出せている理由の一つは、僕らの間には「移動量」の概念がないからです。
通勤や会社なども存在しません。
時間帯や時差など関係なく、カフェでも海辺でも自分の好きな空間でどこでも取り組めます。
これが、僕らにとっては当たり前の環境なのです。
ビジネスをオンライン化していない働き方リスクと回避できる必要な概念とは?まとめ

僕はオンラインサロンを運営しています。
今時点でおよそ100名の女性ライターが所属しているのですが、実際にメンバーの中にはコロナをきっかけに本業で厳しい状況下に直面した方もおられます。
また、なかなか終息しない状況に、これまでのライフスタイルの見直しを余儀なくされている方もいます。
それでもみんなで励まし合いながら、理想の未来に向かって進んでいます。
オンラインコミュニティを作り、全員で学ぶだけでなく、全員で稼ぐ。
それが、今の僕にとっては本当の幸せや生きがいを感じるビジネスモデルです。

コロナはたしかにたくさんの辛い事態を招きました。
しかしながら一方で、視点を変えれば未来志向型の働き方、生き方を実現するきっかけにもなり得ます。
それを実現可能にするのが「オンラインコミュニティ」です。
「オンラインコミュニティ」の優れるところは、「時間」や「場所」に制約されないので、社会的影響を受けにくく、いつでもどこでも出来ることです。
ですが、素晴らしいところはそれだけではありません。
本当に優れているのは、同じ価値観や熱意をもった者同士があらゆる場所から集まり、学び合うだけでなくビジネスで協働できるところにあります。
あなたにとって理想のビジネスモデルとは何ですか?
今回の記事で少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。
何かと暗い話題ばかりの毎日です。(ちょうどこの記事はロシア軍のウクライナ侵攻時に執筆しています)
この状況下をみんなで励ましあい、乗り切りましょう!
それでは、最後までありがとうございました。
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ケント
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