先日、目の前でフォアグラをフランベされ、眼前でボォ!っと舞い上がる炎に少しビビったケントです。
(熱くないのに、熱っ!と思ってしまうのは僕だけでしょうか(笑)ちなみに何だか緊張するフランス料理よりもやっぱりお茶漬けがホッとするので好きです(*´ω`))
なぜか食べる我々よりも楽しそうに作っていたシェフの方の表情がすごく印象的なお店でした。(もちろん食材、腕前ともに超一流で絶品でした)
ところで、面白いニュースが飛び込んできましたね!
フジテレビの人気料理バラエティー「料理の鉄人」のアメリカ版を、ネットフリックスが「Iron Chef: Quest for an Iron Legend」(邦題:『アイアン・シェフ~伝説の鉄人を探求~』)いうタイトルで制作、6月15日から世界190の国と地域で独占配信されることが3日、発表された。
Yahooニュース
僕は日本版の「料理の鉄人」が大好きで子供の頃よく見ていた記憶があります。(日本料理界の重鎮、道場六三郎という鉄人のファンでした)
この度、Netflixでリメイク版の「独占配信」が決定したということで、今からワクワクしています(*´ω`)(また寝れなくなる日がきそうです・・・)
なんだか日本の古き良き番組が海外で評価されたみたいで僕は嬉しいです。
他にも素晴らしい番組はたくさん過去にあるので、この流れが続くといいですね!(そういえば「初めてのお使い」もNetflixで配信開始され海外メディアにも取り上げられ大人気みたいです♪)

目の前に並んでいる最高の食材を初めてみて瞬時に頭の中でレシピを描く。
素人では決して思いつかないような視点で食材を選び、味が想像できないほどの組み合わせで調理する。
そして、創り出されたものは、どれもオリジナリティ性が高く、味も絶品なものばかり。
「・・・うまい」
料理評論家や各界の食通も思わず唸る。
そんな作品を創ってしまうシェフは料理家を目指す人なら誰もが憧れる存在だと思います。
そしてそのレベルに達したシェフになると、料理を作る時間は何より自分が一番楽しいのだろうなぁと、
子どもながらに超人気番組「料理の鉄人」の鉄人シェフの顔を見て僕はいつもそう思っていました。
(かなり昔の人気番組なので知らない人の方が多いと思いますが)
今回は鉄人の「料理」と個人起業家さんの「情報発信ビジネス」ってすごく似ているよなぁと思ったので、のんびりと思ったことを綴ってみたいと思います。
ただ、何気に深いことも今回の記事ではお伝えしています。
それは「抽象化」という概念です。
あらゆる物事は、抽象化すると色々な共通点がみえてきます。
その共通点を掘り下げていくと、様々な新しいアイデアが湧き、
いろいろなものに転用できるようになります。
そういう視点で今回の記事を読むと、もしかしたらとても良い回になるかもしれません。
ではでは、お忙しい中今日もありがとうございます。
それではいってみましょう。
なお、抽象化思考については【超必読】情報発信ビジネス|ゲシュタルト形成と抽象化思考の重要性と具体例で紹介しています。ビジネスにおいて超めて重要だと思います。

ビジネスをする「個人起業家」と「料理人」の相関性について

今まで積み重ねた知識情報を独自の視点で選び出し、
そこから想像もできないような組み合わせでコンテンツを作り出す。
見込み客の「欲求」を満足させつつも、誰もが読んだことのない「オリジナリティー」あふれる面白いコンテンツばかり。
いつもならすぐ記憶からスルッと消えるのにそのコンテンツだけはなぜか記憶からなかなか剥がれ落ちない。
まるで料理の鉄人のように、自由自在に作れる「コンテンツ力」と「コンテンツ生産力」があったら・・・。
こんな領域に達した情報発信者なら見込み客はもちろんのこと、
自分がやっていて楽しいだろうなと以前ふと思ったことがあります(*´ω`)
なんでも、一般の方でも料理スキルが高い人は、冷蔵庫を開けた瞬間、何品か料理の候補がすぐに思いつくらしいですね。
(僕は料理が苦手な主夫なのでめちゃくちゃ憧れます(笑))

そのような方は、冷蔵庫全体を眺めながら、頭の中の膨大にストックされている脳内レシピを引っ張り出しつつ、もう食材に手が伸びています。
ささっといくつか食材を選び出し、気づけば「カチっ」とコンロに火を点け、フライパンに熱を入れ始めます。
そこからは、こっちでは「モミモミ・・」と鶏肉の下味をつけながらも、
あっちでは「ジュワヮ!」と油を引いたプライパンでナスやピーマンを焼き、
その合間に、さらにまな板の上で「トントントントントンッ」とキャベツの千切りを目も留まらぬ速さで切り刻みます。
複数の工程を同時進行でびっくりするくらい段取り良く料理し始めます。
それだけでなく、素材の美味さを最大限に活かすために包丁で野菜に切れ目を入れたりと必ず一手間を惜しみませんし、
わざわざ相手の口のサイズに合わせて食べやすいサイズに切ったりと、届ける側の配慮まで行き届いています。
そして、あれよあれよという間に美味しそうな匂いをフワ~っとキッチンいっぱいに漂わせ、
思わず「グゥ・・」と鳴るぐらい食欲をそそられる見た目も色彩豊かな料理がいつの間にか出来上がります。

最後にインスタ映えするかわいいお皿の上に湯気立つ出来立てほやほやの料理をさっと盛り付け、
さらに一層美味しさ引き立たせるパセリの緑色をさりげなく添え、フィニッシュ!
そんな至極の一品が次々とダイニングテーブルの上にトントン拍子で並んでいく・・・。
こんなスキルがある人は料理だけでなく、きっと他のどんな仕事でも手際よくこなせてしまうのでしょう。
事実、僕が仕事でご一緒している「調理師免許」を持ったライターさんは抜群に記事納品スピードが速いです。
(え・・もう?ちゃんと寝てます?って思うぐらいです(驚))
料理ってすごく記事(=コンテンツ)制作と共通点があります。
言うならば、ライターにとって「お皿」は「ブログ」であり、
「新鮮な食材」は「記事のネタ」です。
世の中の数々の情報の中から最適なものを選び、
それらを組み合わせ加工し、お皿のように1記事の中に盛り付ける。
最後はパセリのように記事全体を装飾してフィニッシュ!
やっぱり似ていますよね?(*´ω`)
今まで数多くのライターさんと仕事をご一緒してきましたが、
総じて主婦ライターさんが書く記事は納品スピードも安定し、
記事の質も平均点が高いような気がしています。
これは、料理を作る時と思考回路が似ているのかもしれませんね。
(あくまでも僕の個人的な見解です)
もちろん、彼女達も家族のお世話をはじめ、私生活でも多忙を極めているはずです。
ですが、限られたリソースの中で執筆するその手際の良さは、
料理を作る作業と似ているので、日頃からやりくりする力が鍛えられていたのかもしれません。
ですので、普段料理されない個人起業家さんは、ビジネスだけでなく、毎日の料理も少し意識して頑張ってみると良いかもしれません。
けっこう本気で言っていますが、料理すると情報発信ビジネスで「コンテンツ力」や「コンテンツ生産力」が向上すると思いますよ!(あらゆる事象は繋がっているんです)
料理の鉄人「道場六三郎」の紹介
料理は人が作る。いい料理を作るためには、人を高めていかなければならない
料理の鉄人 道場六三郎
「料理の鉄人」で一際注目されている料理人がいました。
道場六三郎という方です。
この「料理の鉄人」の言葉は、僕ら情報発信ビジネスをしている個人起業家にも通じますよね。
コンテンツの中で紡ぐ言葉は、その人の人柄や知識の深さが出るからです。
(人として未熟な僕はこの鉄人の本質を捉えた切れ味鋭い包丁のような言葉がグサリと心に刺さりました・・・)
このように、「料理人」と「個人起業家」はすごく通ずるものがあると思っているのですが、
抽象度を高めれば、たとえば「料理本」も「商品設計」とすごく似ていることに気づきます。
「料理本」と「商品設計」の相関性ついて

たとえば、本屋さんで料理本コーナーに行くと、
- 家庭料理の本
- お菓子作りの本
- キャンプ飯の本
など様々な種類の本が置いてありますよね?
同じ「料理」というくくりであっても、ユーザーの趣味嗜好によってあらかじめ細分化されています。
ここで、ちょっと想像して欲しいのですが、
あなたが仮に何か良い料理本がないかと探しに本屋の料理本コーナーに行き、ふとカウンターを見ると一際分厚い料理本が置いてありました。
「料理大全集」
中身を見ると「家庭料理」に始まり、「お菓子づくり」や「キャンプ飯」まですべてのジャンルを網羅し、それはそれは丁寧に紹介しています。
あなたは見た目のインパクトもあるので思わず手に取り、
「すごいな~、何から何まで紹介されているじゃん」
と思いながらパラパラとページをめくります。
・・・でも、決して買おうとは思いませんよね?
なぜなら、自分に興味ないものもたくさんあるから。
それよりもたとえページが少ない料理本でも、
実は自分がまさに以前から知りたかった情報だけが紹介されているものが見つかれば、そっちのほうをやっぱり買っちゃいますよね。
これは、商品設計でも同じです。

たとえば、ある美容師さんがこれから「商品」を開発し、販売したい場合を考えてみます。
まずは多くの人に、自分が何者か、どんな商品を販売しているのか理解してもらうことが必要です。
なので、ブログやインスタなどメディアを使って情報発信し、集客する必要があります。
そのためにはまずは「何を」情報発信するか最初に決めなくちゃいけません。
わかりやすいところで言えば、「髪型」や「ヘアケア」の情報とかですかね。
たとえば「ヘアケア」にしましょう。
ただ「ヘアケア」って言っても、さらに選択肢が分かれますよね。
①染髪系(オシャレ染、白髪染等)
②洗髪系(シャンプー、コンディショナー等)
③育毛系(薄毛対策、育毛対策等)
などがあるでしょうか。
これを仮に「ヘアケア大全集」というブログ名で、上記①~③をすべて網羅したメディアを作り、自分が開発した商品を紹介しても売れるでしょうか?
うーん・・きっと、そんなに売れないでしょうね(汗)
なぜなら、見込み客はその発信者に「専門性」や「権威性」が感じられないので、心が動かされないからです。
(これは田舎でよく見かける「ラーメン&うどん」の喫茶店みたいなものです。絶対入りたくないですよね?(笑))
人は心が動かされなければお金を払おうとは決して思ってくれません。
一方、「①染髪系(オシャレ染、白髪染等)」にとことん特化したメディアで、「至高の白髪染めクリーム」を作るまでの「商品開発ストーリー」を想い熱く発信していけばどうでしょう?
きっとその商品は売れます。
つまり、料理本でもあなたのビジネスでも、コンセプトがはっきりしていなければまるで刺さらない(売れにくい)モノが出来てしまうんです(汗)
(もっとも自身をブランド化出来ればこの限りではないですが・・・。このフェーズに入ると誰が言っているのかが重要となり、よほど変なものではない限り何を紹介しても売れます・・)
ちなみにロングセラー商品設計の考え方については、個人起業家は「ロングセラー商品」を設計しないと生き残れないという大事な話【持論】を参考にしてみてください。

商品は「大全」ではなく「特化」したほうが見込み客は刺さる

たとえば「家庭料理」に特化した料理本のページをパラパラとめくれば、
- 焼き物
- 揚げ物
- 炒め物
など、家族向き料理がカテゴリーごとに分かれて紹介されていますよね。
これは、いわゆる特化型ブログの「カテゴリー」に当たります。
さらに「焼き物」のカテゴリーページを開くと、分かりやすく写真付きで解説された数多くの「焼き物」レシピが紹介されています。
そのページの一角には、
- 難易度
- 所要時間
などもう少し知りたかった情報まで掘り下げて整理してくれています。
読者の料理レベルや日常の忙しさに合わせたおススメの料理が一目で分かります。
これは、ブログでいうと、いわゆる「タグ」です。
(たとえば「難易度別」の料理が知りたければ、タグをポチっと押せば、★3つの料理紹介記事がズラッと並ぶような)
「タグ」は「カテゴリー」では表現しきれないものを別途整理できます。(質の高いブログはタグの設定まで配慮が秀逸です)
つまり、その特化本は「家庭料理」が気になっている読み手がもっとも興味のある目的地(作りたい家庭料理)までスムーズにたどり着くことができ、知りたい情報がストレスなく入手できるんです。
自分の知りたい情報が最短で分かるのは使っていて気持ちいいですよね。
だから「買ってみようかな」って思うんですね。
一方、ブログも「3クリック」で目的の情報にたどり着ける構成が良いと言われています。
自分が知りたい情報までスムーズにたどり着き、
前々から知りたかった情報もそこで惜しみなく提供しており、
さらに、その悩みを解決できる「商品」をそこで紹介すれば・・・
やっぱり「買ってみようかな」って思うんです(*´ω`)
つまり、分かりやすい料理本と理想的な情報発信メディアは構造が同じなんですね。
そんな「痒い所に手が届く」発信者は、間違いなく「商品」のクオリティも高く、売れています。
(なので、集客メディアを見れば、おおよそ個人起業家さんの実力がわかります)
余談ですが、「マニアックな趣味系の本」は、構成から中身の情報までかなり素晴らしいヒントが隠されていますよ。(ここ何気に有益な情報です)
「顧客満足度の高い集客メディアや商品設計って何だろう?」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、ファンが増える集客ブログの概念については情報発信ビジネス|T字論とは?集客ブログは縦軸横軸を意識すればファンが増えるで紹介しています。

料理の鉄人「日本料理界の異端児 道場六三郎」という男

冒頭で少し紹介しましたが、日本版「料理の鉄人」では様々な料理界の巨匠が出演されています。
僕はその中でもダントツで道場六三郎が好きでした(*´ω`)
何故かと言うと、経験もかなり豊富で、実力も誰もが認める折り紙付き。
年齢も高齢で業界の重鎮でしたが、
いつも現状にとどまらずに斬新な発想で新しい「和の料理」と向き合う挑戦的な姿が大好きだったからです。
(初めてみた時は子供ながらに「この人超かっこいい!」って思いましたねっ)
彼のキャッチフレーズは「日本料理界の異端児」でした。
実際に伝統的な料理界からも異端児扱いされていたそうです。
(時にはけっこうディスられ、業界の逆風も味わったとか)
こう呼ばれている所以は、和の巨匠でありながらも決して型にハマらず、
フォアグラやキャビアなど西洋の高級食材などをはじめ、
異国籍の素材を積極的に取り入れ、日本料理と融合していたからです。
その型にとらわれない自由な発想で厨房で創られる料理の数々は、
「料理の鉄人」放映中も、会場の観客や料理研究家をあっと言わせ、
お茶の間で観ている我々視聴者もくぎ付けになるほどでした。
(彼の立ち振る舞いにワクワクしたのを今でも覚えています)
ちなみに、初代「和の鉄人」としてレギュラー出演し、27勝3敗1引き分けの抜群の戦績を収めましたが、
「高齢のために体力が衰えて鯛の頭を割れなくなった」ことをきっかけに引退を決断します。
ただ、その後も和食に対する情熱はまったく冷めませんでした。
旬の食材と向き合いながら、これまで築き上げた「道場スタイル」をさらに昇華すべく、
料理「道場旬皿」という創作料理に着手します。
その挑戦する姿勢ももちろん全くブレず、食材の本当の味を探求し、次々と独創的な料理を生み出し続けたそうです。
和食の伝統 × 新しい概念
今は、この挑戦する精神を次の世代に伝えていきたいとか。
ところで、この掛け合わせ、めちゃくちゃカッコよくないですか?(*´ω`)
受け継がれてきた古き良きものに新しいものを融合させる概念は、僕はめちゃくちゃワクワクします。(「Netflix×料理の鉄人」もある意味そうかもですね)
なぜなら、まったく誰もが発想だにしなかったものが生まれるチャンスがあるからです。
100人の女性ライターコミュニティ × 新しい取り組み(ブログアフィリエイト、DRM構築、サロン運営 etc)
ちなみに僕はコミュニティを運営しており、子育て女性ライターが生涯稼ぐ金額の常識破壊を実現するために、今掛け合わせに挑戦しているところです。
(僕も一応子育て主夫の端くれです。壁はめちゃくちゃ高いですが、全員でぜひ達成したいです)
あなたも日頃から抽象化してみたり、何かと何かを掛け合わせるトレーニングをしておくと、新しい発想が出てきやすくなるのでぜひ実践してみてくださいね。

嗚呼、こんな鉄人になりたい・・・
最後にこの動画をもし良かったら見てください。
料理「道場旬皿」です。
この歳になっても、若い世代の料理人たちに囲まれ、楽しく冗談を言い合いながら、テキパキと指示を出す姿はめちゃくちゃカッコイイです。
その立ち振る舞いは肩の力がまったく入っていませんし、食材をさばく動作にも一切無駄がないですよね。
そして、ふんだんにクリームチーズを使った料理はもはや和食には見えません(笑)(2:30あたり)
「あぁ、白みそとクリームチーズは合いますよ」
普通にインタビューで「和の鉄人」の口からこのオシャレな言葉を発している姿に、僕は思わず惚れてしまいました。
▼ 道場六三郎の「道場旬皿」
嗚呼、テキパキとチームのみんなに指示を出し、今まで見たこともないようなコンテンツや商品が作れる鉄人になりたい・・・。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ケント
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