僕は海外に住んでいるのですが、外を歩けばいろんな国籍の人とすれ違います。
当然文化や考え方も違うので、日本では見ないような状況を目の当たりにします。
昨日は、超近代的な高層ビルが立ち並ぶ街中の歩道を歩いていました。(田舎で育った僕はやっぱり田んぼの景色の方が落ち着きます(*´ω`))
すると、僕の背後から右肩越しにシュッと小走りで駆け抜けていく若い男性がいたんです。
僕は思わず彼の背中を目で追ったのですが、その先に目線をやると、逆にこっちに向かって同じく小走りに駆けてくる若い女性がいることに気付きました。
どちらもけっこう急いでいるようですが、二人とも割とお洒落な格好をしていたので、どうやらジョギングではなさそうです。
「街中をそのスピードだと人にぶつかって危ないよ?」
と思いつつ二人を見ていたんです。
すると、二人の距離はどんどん近づくのですが、なぜかお互いスピードを緩めません。
また、なぜか譲り合わず進行方向を横にずらすこともお互いにしません。
「え?え?これも文化の違い!?日本人なら絶対に譲り合うよ?(,,#゚Д゚))」
普通では考えられない危険レベルのスピードで、お互いどんどんどんどん近づいていきます。
「うわっ、あぶない!ぶつかる・・・!!」っと思った瞬間っ!
「ガシッ」
「ブチュッ♡」

リアルトレンディドラマを目撃したケントです(汗)(いやー、こっちが照れるわ!)
いつもこんなゆるい記事をお読みいただきありがとうございますm(_ _)m(なんか貴重な時間を使わせてしまい申し訳ありません・・・でも、あまりにも衝撃的だったんでつい)
さて。
個人起業家さんは息の長いビジネスを目指すことはとても重要なのですが、
息を切らさないビジネスを目指すことも同じくらい大事だよね、というテーマで今回はお話したいと思います。
今回はわりと抽象的なのですが、めちゃくちゃ重要な考え方ですし、あらゆるビジネスモデルに転用できると思います。
それではいってみましょう。
【誰も語らない】情報発信ビジネスで成功するための必須の考え方とは【シーソー論】

僕は現在、およそ100名の女性ライターさんとお仕事をしているのですが、立場上、いろいろな方から今後の展開についてアドバイスを求められます。
彼女たちの悩みをお聞きしていつも感じるのが、「ライターとして成功する確率を上げる為の行動」が「辞めてしまう確率を下げることができる」と思っている人が多いということです。
ですが、これをごちゃまぜにしてしまうと危険なんです。
今回はちょっと分かりやすいように、ライターではなく、すべてひっくるめて「ネットビジネス」という表現で解説したいと思います。
例えば、あなたが今取り組んでいるビジネスにも当てはめてみて欲しいのですが・・・。

目の前にシーソーがあって、片方には【成功】、もう片方には【失敗】があるとします。
当然、【成功】の方にグーッと体を移動すれば、【成功】のほうにシーソーは傾き、【失敗】は軽減されますよね。
【成功】すれば、【失敗】からは離れられるよねっていう考え方です。
でも、この考え方は、あまり良くないかもしれません。
【成功】と【失敗】ってシーソーの両端で対としてあるのではなく、
僕はそれぞれ別のシーソーだと考えているからです。(そう考えた方が良いと思います)
個人起業家は失敗する確率を下げるシーソーに乗ろう

個人起業家のネットビジネスはじめ、僕らの様々な挑戦には、
A:成功する確率を上げるシーソー
B:失敗する確率を下げるシーソー
この2つのシーソーがあります。
Aは最初は一番左端の「0%」に座っているのですが、少しずつ取り組んでいくとともに、右に移動していきます。
で、途中バランスが不安定でフラフラしながらも、最後は「ガシャコン!」と右端の「100%」にすべて体重を乗せることが出来るイメージですね。(成功100%はなかなか難しいですが(*´-`))
逆にBは左端「100%」からのスタートです。
当然、その場から移動しなければ(何もしなければ)100%失敗します。
失敗する確率を下げるシーソーの乗り方【具体例】
例えば、僕はライティングサロン「Site New Tourism」を運営していますが、
ライティングの力で息の長いビジネスモデルを作り、女性ライターが生涯稼げる額の常識を破壊したくてサロンメンバーと取り組んでいます。
このあたりの経緯については、世の中の相似性に気付けると孤独なライターやブロガーの道は拓くかもよで紹介しています。
実際にライティングサロンでは、こんな環境を作っています。
具体的には、女性ライター達がアフィリエイトブログに挑戦し、全員でマネタイズすることに取り組んでいます。

ここまでの体制づくりに、およそ2年かかりました。
まだ完成形ではありませんが、少しでもAの成功シーソーの右側に行こうと全員で頑張っているところです。
ここで、目標に対する成功確率を上げるために、僕が安易に「アフィリエイトブログをどんどん作ろう!」という戦略をとった場合、目指すべき理想の未来を達成できる確率は上がるでしょうか?
いいえ、確率は上がらないと思います。
なぜなら、グーグルの方針が変わり、たちまち毎月発生していたブログの収益が吹っ飛ぶリスクを常に抱えているからです。
ブログだけのビジネスモデルでは一生不安は払拭できない

たとえば実際に、2017年12月の健康アップデートでは、ある日突然多くのブロガーが葬られました。
一方で、気まぐれなグーグルの個人ブロガーに対する評価は年々厳しくなっていると実感します。
ブログを続ける限り、この不安感は一生拭えないと思います。
たしかにブログ業界は、過去に例がないぐらい空前のブームだと思いますが、
そのトレンドだけ乗っかってAの「成功シーソー」を求めるだけでは、Bの「失敗シーソー」はいつまで経っても動かずで、失敗する確率は「100%」のままなのです。
(あくまでも長期スパンで考えた場合です)
では一方で、Bのシーソーに乗り、ライティングサロンが失敗する確率を下げるためにはどうすればいいでしょう?
たとえば僕は今、サロンの実力者を集め「書人百花」という女性ライター集団を作っています。
グーグルからのリスクを分散するために、彼女たちとは以下のような「複数のマネタイズポイント」を作ろうと実践中です。
- アフィリエイト
- ブログコンサル
- 有料サロン運営
- 記事執筆代行
- 集客ブログ構築代行
- コンテンツ販売
あくまでも、「ライティング」を基本軸にするビジネスはブレずに(ここ大事!)、
他の収益源を確保していれば、この先でたとえアフィリエイトが転んでも、失敗をいくらか防ぐことができますよね。
変な言い方ですが、アフィリエイトだけ展開していて、爆死したら確実にサロンは消滅するんです。
(とくにAI時代になると、人間が薦めるアフィリエイトは消滅するかもしれませんから)
個人起業家のビジネスモデルで考えた場合の将来

たとえば、これを個人起業家で考えた場合、
A:情報発信ビジネス(コンサル業)で稼ぐ作業
B:20年後に稼げなくなる確率を下げる作業
って別じゃないですか?
Aは稼ぎやすいかもしれませんが、常に新鮮な情報を掴み、発信していかないとビジネスが終わるというリスクはずっと残りますし、
ある日、怪我や病気で作業が出来ない状態になるとたちまち収入源は絶たれます。
何より20年後の50代、60代のおじいちゃん、おばあちゃんからコンサルされたい人なんてほとんどいないと思います(笑)
実は、「コンサル業」って単価が高いので人気の業種なのですが、「持続性」の観点から言うと、資産性の高いビジネスモデルでは決してないのです。
とくに、これから「人生100年時代」になると、僕らは定年後も40年間生きていかなくちゃいけません。

その40年の間に何をして生きていくか。
っていうのは、これからあらゆる人において、めちゃくちゃ重要な課題になってくると思います。
個人的な意見ですが、僕はその解決方法の一つが「コミュニティビジネス」であり、
たとえ自分がいなくなっても存続できる組織づくりが「息の長いビジネス」につながるのではと考えています。
個人起業家は「ロングセラー商品」を設計しないと生き残れないという大事な話【持論】

僕の場合は、そのためには「女性ライターコミュニティでは、じゃあどうすればいいの?」っていうことを考えなくちゃいけません。
一つ確かなことは、「何も対策しないで途中事故ったら、目指す場所までたどり着けない」ということです。
なので、コミュニティ単位で展開する「アフィリエイト」の他にも、いくつかのコミュニティビジネスモデルを準備しマネタイズポイントを作っておかなきゃいけないんですね。
一旦まとめると、正しい考え方としては、
僕らが成功の確率を上げることは巡り合わせや運もあるので無理で、
「あ、ダメじゃん!」ってなった時に、「んじゃこっちで!」っていう場所を作っておき、
失敗確率を下げておく。
ぐらいにしておいた方がいいと思います。
この考え方は、ライターでも、ブロガーでも、ネットビジネスをされている個人起業家さんでも概ね同じかと思います。
【誰も語らない】情報発信ビジネスで成功するための必須の考え方とは【シーソー論】まとめ

世の中のネットビジネスをみると、どうしてもウケが良い物語ばかりが語られ、黄金のA(成功シーソー)ばかり見せてくれるので、皆そっちばかり乗りたがります。
でも個人的には順番として、まずBの失敗シーソーをいかに0に近づけることができるかを考え、可能な限り「失敗する確率」を下げておいた方がいいかと思います。
たとえば、「○ヶ月で月収100万!」っていう謳い文句は世の中多いですが、妄信しないほうが良いですよ?(汗)
仮に本当でも、そんなすぐに稼げるビジネスは間違いなく短命に終わるので。
シビアな話をすると、主軸以外でも収入源を持っていない人は今後100%失敗するかもしれません。
(たとえば個人起業家ならコンサル業だけ出来ればいいやっていうのはめちゃくちゃ危険だと思います(汗))

人生を長い目線で考えると、とくに日本の人口はこれから急激に減ります。
現時点では、毎年60万人ほど減っていますし、これは中核市1つ消滅しているイメージです。
ついに東京の人口も26年ぶりに人口マイナスになりましたね。
今まではオブラートに包まれていましたが、いよいよ人口問題が表面化してきそうです。
表面化すると、市場の消費活動そのものが落ちていくので、あらゆるものが売れにくくなります。
なので、一つのビジネスモデルだけに頼っていたのでは、もしかしたら厳しい局面を迎えるかもしれません。
ここであなたにお伝えしたいことは、
「今はたとえ稼げていても、多くの人たちと同様のやり方で展開し、20年後、30年後の世界までネットビジネスで生き残れる人は何%くらいいるのか?」
ということです。
今後も何十年先までこの世界で生き残ろうと思うのであれば、
「A:軸となるビジネススキルをさらに磨く」
はもちろんですが、
「B:従来とは全く違う仕組みを時間をかけて作り収入源を得る」
ことをやっておかないと大勢の中に埋もれ陳腐化し、
そして若者の方がいつの時代も優秀なので、僕らは確実に息の根が止まります。
「息の長いビジネス」にするために目を向けなくちゃいけないのは、
とにもかくにもキンキラキンの成功シーソーを真似ることばかりに執着するのではなく、
「失敗する確率を下げる」ために、質実剛健な失敗しないBのシーソーに対して日々せっせと右端の方【失敗0%の方】へ1ミリでも移動しておくことだと個人的には思います。
これが、長く生き残れる方法かなぁと思いますm(_ _)m
そして、その一つの有効な手段が「コミュニティビジネス」だと考えます。
急激な時代の変化に個人の力では対応できずに淘汰されやすいですが、コミュニティで取り組むなら、その時流に対応できるからです。
ではでは、今回は以上です。
お互い「息の長いビジネス」を作れるように頑張りましょう^ ^
未来のコミュニティビジネスはネガティブな感情を理解するリーダーが独り勝ちする理由

また最後までお読み下さりありがとうございます。
ケント
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