- 商品販売する時のペルソナターゲットの考え方ってあるの?
- 具体的にペルソナターゲットの設定方法は?
- ペルソナターゲットを決める時の基本的な項目ってあるの?
情報発信ビジネスにおけるターゲットとは、あなたが販売する「商品」の理想の顧客層のことです。
その顧客層の中でも、もっとも重要で象徴的なユーザーモデルを「ペルソナ」と言います。
「ペルソナ」を設定しておくと、より具体的な内容で情報発信できるので、あなたのブログでも「ターゲット」となるユーザーを集めやすくなります。
大小関係でいうと、「ターゲット」>「ペルソナ」であり、「ターゲット」に属する人々の中で、もっとも象徴的な人物を設定したものが「ペルソナ」です。
自分のブランドのイメージにも深く関わり、「どんなブランドを作りたいか」「どんな仲間(顧客)を引き寄せたいか」情報発信する前に自分のイメージするペルソナを決めておく必要があります。
ここをなんとなくボヤっとしたままブログを作ってしまうと、まったく誰の心にも刺さらないコンテンツを量産してしまいます。
設定したペルソナが、
- 自分のメディアにときめくか?
- 憧れられるか?
- 好きになってもらえるか?
- ワクワクドキドキしてもらえるか?
これが目指すべき情報発信の形です。
上記の4項目を集客ブログで満たすことが出来れば、読者はあなたのファンになってくれます。
逆にそれが出来ないと、よくある知識を提供するだけのブログになってしまいます。
なので今回は、あなたのファンを増やすために欠かせない「ペルソナターゲット」の考え方を分かりやすくお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ブログ集客で商品販売する時のペルソナターゲットの考え方
「ブログ集客で商品販売する時のペルソナターゲットの考え方」を説明するために、のび太くんとしずかちゃんに登場してもらいましょう。
たとえば、若者を対象にした「ぐっすり安眠まくら」という新しい商品を販売する場合、しずかちゃんには刺さるかもしれませんが、のび太くんには全く刺さりません。
なぜなら、のび太くんは0.93秒で眠った世界記録があるほど眠りの天才だからです!(単行本30巻P51「ねむりの天才のび太」より)
このように「安眠できること」は誰もが良いことだと思いますが、そんな商品を提案されても全く刺さらない人も当然いるわけです。
なので、たとえばターゲットを定める時は、若者の中でも、女性のほうが安眠できない人が多いというリサーチ結果が得られたなら、今回の商品のターゲットは女性に設定するのもありですよね。
ちなみに調べてみると、日本は世界主要国と比べても睡眠時間の男女差は大きく、日本人女性は睡眠不足の方が多いんです。
日本の女性、特に働いている女性は、主要国でもっとも睡眠時間が短いようです。下の図に示したのは、睡眠時間の男女差。「0」から右に棒が伸びているのが、男性に比べて女性の睡眠時間が長い国、左側に伸びているのが女性の方が短い国です。
引用:大手小町
一方、ペルソナを「しずかちゃんのような女性」にした場合はお風呂も好きなので、
「今だけリラックス効果が高まり、より心地よい安眠が手に入る「入浴剤」もプレゼント!」
と紹介すれば、購入率はきっと上がりますよね。
そうなると、ブログで発信する内容も、「睡眠」「まくら」「入浴剤」「リラックス効果」などのキーワードを散りばめて作ればいいことが分かります。(くれぐれも例えばの話です)
したがって、そのためにはまずは的確にターゲットの検索意図を把握し、今悩んでいることが解決できる情報をブログの中で提供しなければいけません。
そうしなければ、「しずかちゃんのような女性」を集めることができないからです。
ここで、ブログ記事の役割には3種類あり、【集客記事→教育記事→販売記事】の導線づくりを意識してブログを作る必要があります。
集客記事でたくさん人を集めるほど、販売記事(あるいはメルマガなどオプトインページ)に誘導できるので、「ぐっすり安眠まくら」が売れるチャンスは増えます。
逆を言えば、まずは集客記事で「しずかちゃんのような女性」を集めることができなければ売上は上がらないということです。
なぜなら、商品はしずかちゃんをイメージして開発しているからですね。
のび太くんやジャイ子さんのような人をいくら集めても、決して商品は売れないのです(笑)
だから、最初にペルソナターゲットをきちんと決めていないと、情報発信の内容もぼやーっとして、いくら集客記事を書いても誰にも刺さらない悲惨な状況になるのです。(ゆえに商品が売れないのは言うまでもありません)
では、あなたが仮にこれからブログで集客する場合、どうやったらそんなに細かく「ターゲット」が絞り込め、的確にターゲットの悩みを捉えた記事を書くことが出来るのでしょう?
とても簡単な方法があります。
それは、類似商品ですでに展開し、売れているライバルのブログ記事やセールスレター(LP)を見れば良いのです。(ここかなり重要です)
すでに実績があるライバルも自分の商品をたくさん購入してもらいたいので、時間とお金をかけて徹底的に「ターゲット」をリサーチし、作り込んでいます。
なので、「ターゲット」は何に悩み、「商品」がその悩みに対してどんなに役に立つのか整理されているので、きっと答えがあるはずです。
つまり、ブログ記事やセールスレターの中から目についた「キーワード」を一通り洗い出せば、およそ「ターゲット」の特徴が掴めると思います。
たとえば、セールスレターの中に「女性」「20代」「仕事疲れ」のキーワードがあれば、
「20代女性の社会人」に対してコンテンツや商品を作れば良いということです。(とても簡単ですよね?)
そこを基本ベースに、あとは独自の「切り口」や「コンセプト」を加えて発信していけば、あなたのブログや商品にはオリジナリティが生まれます。
それが出来れば、きっとあなたの商品を買ってくれる「見込み客」が自然と現れますよ。
最終的には、「あなたからぜひ商品を買いたい!」という状況を作り出せます。
かなり重要な「見込み客」の考え方については、【WEB集客】見込み客の正体とは?見つけ方と商品開発に失敗しない方法とコツで詳しく紹介しています。
ここで絶対に避けて欲しいのは、自分で勝手に想像して「ターゲット」を決めることです。
先ほどもお伝えしたように、
「のび太くんみたいな昼寝大好きの男性なら「ぐっすり安眠まくら」もきっと欲しいに違いない!」
と勝手に思い込んで、「ターゲット」に設定しブログや商品を作ってしまうと、成約率はかなり低くなると思います。
ぜひ想像で決定せずに、リサーチしてから「ペルソナターゲット」を設定しましょう。
ブログを作る時の具体的なペルソナターゲットの設定方法
いきなり質問ですが、上記の女性はどんな女性だと思われますか?
ちょっと想像してみてください。
・・・・
・・・
・・
まぁ、美人ですよね(笑)(ゼヒコンドオチャデモドウデスカ)
あとは、黒一色の服や左手首に巻かれた黒色のアクセサリーを拝見するとシンプルでモノトーンが好みの方もしれません。
髪の毛はロングなので女性らしさも感じられます。
体型は引き締まっており、ダイエットにも日頃気をつけ、美容に対するアンテナも高そうです。
ところで、彼女はお気に入りのカフェにいるのでしょうか?
彼女の後ろを見ると、すごく個性あふれるデザインの窓なのですが、机、椅子なども黒一色で統一されているのでごちゃごちゃせず、落ち着いていますし、洗練された空間を演出しているカフェですよね。
きっと、彼女はシンプルだけど、ちょっと個性も光るものが好みかもしれません。
歳は20代半ばでしょうか。
仕事もバリバリとこなしていそうなので、もしかしたらキャリアアップの為に次のビジネスの展開を模索中かもしれませんね。
例えば、僕が彼女に何かプレゼントするなら、モノトーンでシンプルだけど、ワンポイントだけ個性が光るものを贈るかもしれません。
商談中のビジネス相手が「お、センスいい♪」と思わず目が留まるような、仕事中にも使える上質な万年筆など良さそうですね!
・・・と彼女のことはもちろん知りませんが、写真からいろんなことを想像すると、もしかしたら彼女の人物像にちょっとでも触れることができるかもしれませんよね。
彼女の好みや生活環境がイメージ出来れば、プレゼントもそうですが、実際に話しかけるにしても会話が弾む突破口になるかもしれません。
日常生活においても、相手がどのような人物なのか把握することはとても重要です。
なぜなら、僕が話しかけても、相手は自分が興味あることしか大して関心を寄せてくれないからです。
ブログ記事においても同じです。
読み手は自分の興味あることしか関心を寄せてくれません。
つまり、誰に向けて発信するのかをあらかじめリサーチし、発信する情報の種類や内容も整理しておく必要があるんです。
じゃないと、カフェでもブログでも、僕が勇気を持って声をかけても「今、忙しいんで」で終わります。
そのための対策が、最初にご説明した「ペルソナターゲット」なのです。
もし、ペルソナターゲットを設定せずにブログを作ってしまうと、せっかくあなたが集めたいと考えていたお客さんが来ても、すぐに離脱すると思います。
逆に、相手が関心あり、期待通りの情報をわかりやすく提供できれば、あなたに対する信頼度は上がり、商品購入まで一歩近づきますよ!
ペルソナターゲットはここまで詳しく設定しよう
さきほどもお伝えしましたが「なんとなくこんな人かな」をベースに、ブログをつくってしまうと、全体がボヤっとしてしまい「刺さりにくい」コンテンツになります。
誰に向けて発信するのかは非常に重要です。
ブログをつくる時は、「ターゲット」をさらに絞り込み、「ペルソナ」を細かく設定することをおすすめします。
例えば、今回の例に出した「ぐっすり安眠まくら」のターゲットが「20代女性の会社員」であれば、このくらいまで設定するといいです。
- 20代女性、独身、子供なし、神奈川県在住。
- 会社まではバスで通勤する事務系会社員。両親と実家3人暮らし。
- 残業が多く、PC中心のデスクワークなので肩がよく凝る。
- なかなか寝付けないので疲れが取れず毎日倦怠感に悩まされている。
- 趣味は入浴
- お人形やぬいぐるみなど少女的なものが好き。
- バイオリンの腕前は聴くに堪えない怪音が流れ出るレベル。
- 1番好きな食べ物は焼き芋、その次はチーズケーキとお寿司
- フィアンセは、普段はドジでノロマだけど心優しい人。
ここまで「ペルソナ像」を細かく絞っておくと、その人物の日常生活まで想像できます。
ただし大事なことは、細かく設定することが目的ではありません。
そのペルソナの生活環境や生活リズム、行動パターンあるいは思考パターンまで想像でき、「ペルソナならこの自分の文章を読んでどう感じるか?」まで落とし込むことが目的です。
それができるのであれば、別に設定項目は少なくてもOKです。
そして、「ペルソナ像」をイメージしながら記事の中で丁寧に語っていけば、自然と「読み手の心に刺さる」ブログになると思います。
また、ペルソナは一人でなくても良いと思います。
大切なのは「ペルソナ像」の輪郭をはっきりさせておくことなので、複数人でも問題ないです。
読み手は「この記事って、自分の気持ちをすごく代弁してくれているなぁ」と感じると、スルスルとその記事を読み進めてくれます。
その中で、少しずつ共感性が生まれてきます。
さらに読み進めていくうちに、記事の中で語られた考え方に感化され、最後は「商品」を買うかどうかまで気持ちが変化します。
人は感情で決定し、論理で納得すると言われていますが、モノを買う時もそのメカニズムは同じです。
別に感動させる必要はないです。
「ん?」と少しの変化を読み手に起こさせることができればOKです。
その変化の積み重ねが最終的には「この人が薦めてくれるんだったら買ってみようかな」となり成約に結び付くのです。
そのためには、ブログの中で1本の軸がやはり必要です。
それが「ペルソナターゲット」であり、相手の心を動かせるかどうかの重要な要素なのです。
ペルソナ像を決める時の基本的な項目
一例ですが「ペルソナターゲット」を決める時は以下の項目を参考にしてみてください。
- 性別
- 年齢
- 家族構成
- 職業(パート、正職、役職)
- 交通手段
- 所得
- 趣味
- 悩み
- 関心・興味
- 交友関係・友達の数
- 情報収集源
- 商品購入後の望む姿
かなり細かいですよね。
ただ、ここまで設定しておくと、「こういう時はこのペルソナならどんなことを考えるか」まで想像できます。
ペルソナの思考のその先が頭の中でイメージできるようになりますよ!
ブログ集客で商品販売する時のペルソナターゲットの考え方まとめ
今回は「ペルソナターゲット」の重要さをお伝えしました。
あなたが情報発信ビジネスで自分の商品を売りたいなら「ペルソナターゲット」の設定は必須です。
常に誰に向けてコンテンツを発信するのかを明確にしておかなければ、「相手の心に刺さる」コンテンツは作れません。
そのためには画面の向こう側にいる人をどれだけ理解しているかがカギとなります。
もしよかったら参考にしてみてください。
今回は以上です。
最後までお読みくださりありがとうございました。
ケント
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