ケントです。
僕は副業でブログを始めました。しかしながら、早々に一人でやるのは限界を感じたので、「ブログ外注化」に切り替えました。
本業の傍ら最大で114名の外注ライターを組織化し、20個ほどのブログを同時に運営しました。
ある日、
「この環境をもっと整えれば、初心者ライターに向けて「ライティングを学べる場所」として提供すれば売れるのでは?」
と思い、そこから有料オンラインサロンに切り替え、販売しました。
予想は的中!
「ぜひ入会させてください!」と言ってくださるWEBライターがすぐに現れました。
現在はブログ事業もやりつつ、WEBライターのオンラインサロンオーナーとしても展開中です。
これは実際にやってみての感想ですが、ブロガーがブログビジネスに息長く取り組んでいきたいなら「コミュニティ化」は必須だと思っています。
そこで今回は、ブロガーがなぜ「コミュニティ」を作るべきなのかその理由をお伝えします。
それではいってみましょう〜。
個人ブロガーがオンラインサロンを始めるべき理由について
僕は元々はWEBライターから副業を始め、個人ブロガーに転身しました。
さらに、外注化ブロガーとして活動し、そこで多くの女性ライター達に出会いました。
彼女たちと直接話してみると、なかなか厳しい環境下でWEBライターに取り組んでいることがわかりました。
たとえば、
- 夫がコロナでリストラにあって
- 子どもの学費で家計が一気に苦しくなって
- 原因不明の体調不良で会社を退職して
などです。
そんな話を聞いているうちに、自分一人で稼いでも面白くないなと思い、「この人たちと一緒にやってみよう」と心に決めました。
僕の経緯としてはこんな感じです。
これまでの経緯
いくらやっても報酬が伸びなくて挫折
ブログ収益は伸びるもアップデートを被弾し挫折
最大114人の外注ライターと19個のブログを運営
(ここで起業し独立)
コミュニティ化し有料サロン「SNT」開始
もしあなたがブロガーならば、「オンラインサロン」を立ち上げ、新しい収益源を作ることも選択肢の一つとして考えてみても良いかもしれません。
なぜなら、ブログの収益化モデルがアフィリエイトやアドセンスである限り、グーグルの判断で収益が一瞬でゼロになる可能性があるからです。
これでは、ビジネスとしていつまでも安定しません。
(ブログで稼ぐことはとても魅力的ですが、それだけに依存するのは本当に危険です)
安定対策として、今までは「ブログコンサル」に舵を切る方も多かったです。
ですが、コンサル事業に取り組むほど、自身のブログに費やす時間は当然削られるので、次第に陸サーファーみたいに「なんちゃってブロガー」になっていきます。
ブログ業界の流れは早く、自分でも常に最前線でやっていないと、やがて古い情報をコンサル生に教えることになります。
これでは質の高いコンサルを提供することはできません。(ここで大体矛盾が起こり始める…)
しかも最近は個人ブロガーが結果を出せる難易度はどんどん上がっています。
事実、ブログ初心者のコンサル生を「稼がせる」ことができなくなり、いつの間にか消えていったコンサルタントも最近多いです。
したがって、個人的に「ブログコンサル」においてオススメの在り方としては、以下の通りです。
- 「ブログ外注化」でうまく組織化しながら自らブログに継続して取り組む
- 得られたデータ結果や知見を自分のコンサル生に教えていく
そうすれば、ブログアフィリエイトとブログコンサルの「2軸」でビジネスの安定化に繋がりますし、現役ブロガーならコンサル生にもしっかり指導できますよね。
ただ、さらにその「ブログ外注化」を通して作ったライター組織を、「有料オンラインサロン化」して新たな収入柱を構築すべきだというのが僕の考えです。
自分独自のプラットフォームを作り、グーグルなどのプラットフォーム依存から脱却するのです。
<僕が考えるブログの収入源>
・ブログアフィリエイト
・ブログコンサルタント
・有料オンラインサロン
ただこれを聞くと・・・
「インフルエンサーでもない自分がサロンなんて作れないわ!」
という意見も出ると思います。
いいえ、作れますよ。
唯一ブロガーなら、影響力はなくても作ることは可能なんです。(その理由をここから話します)
ここで、ほとんどのブロガーがやってしまう過ちは、サロンを立ち上げる時に集めるお客さんを「同業のブロガー」にしてしまうことです。
それでは、「情報提供型サロン」になるので、提供する有益情報はいつか枯渇し、運営に限界が来ます。
だから、僕がオススメするのは、ライターをお客さんにした「体験型サロン」です。
「ブログの情報を提供する」という形式ではなく、「ブログを一緒に作る」という体験価値をサービスとして設計できるからです。
ブロガーは自分のブログしか興味ないので一緒にブログを作れませんが、WEBライターが集まるサロンなら共創が可能です。
そして、ブログはネタとして枯渇しません。
情報価値 < 体験価値
この式が成り立てば、別にあなたがインフルエンサーでなくてもオンラインサロンの運営は可能です。
ブロガーはそれができる運営スキルの持ち主なのです。
詳しくはこちらで紹介しています。
ブロガーは従来の「ブログ外注化」や「ブログコンサル」の意味をずらせ
「ブログ外注化」は、外注ライターを雇い、自分の代わりに記事を書いてもらうことでブログの「集客力」や「収益」をスピードアップさせることが目的です。
もちろん全員ではないですが、ブロガーはブログで稼ぐことに興味があるだけで、実は記事を書くことはめんどくさいと思っている方は少なくありません。
もしあなたもそうであるなら、「そもそも書くことが好きで、ライティング力が高いライターチーム」を作り、育成することで良質なブログを量産できる体制を整えた方が良いと思いませんか?
圧倒的なスピードでブログが量産できれば失敗データも貯まっていくので、仮説 → 検証を繰り返していけば、成功確率も上がっていきます。
ブログがグーグルコアアップデートで吹っ飛んでも、すぐに体制を立て直すこともできます。
さらに、僕のように「外注ライターを組織化した環境」を「初心者ライターがライティングを学べる場所」として意味をずらせば、「ライティングサロン」という商品を販売することができます。
つまり何が言いたいのかと言うと・・・
長期的なスパンでビジネス戦略を考えると、まずあなたが作るべきなのは、「ライターコミュニティ」です。
そして、ブログコンサルすべき相手は「よく知らないブロガー」ではなく「身内のライター」なのです。
ブログ外注化の本質については、ブログ外注化における本質と重要性についてで解説しています。
WEBライターにとってもコミュニティのメリットは計り知れない
WEBライターのほとんどはクラウドソーシングで案件を探します。
一般的な仕事ルーティンは以下の通りです。
- 案件探し
- 応募
- 受注
- 執筆
- 納品
- 精算
- スタートへ戻る
これをずっと独りで繰り返していると、次第にどこに向かって自分は進んでいるか分からなくなります。(少なくともライター時代の僕はそうでした)
だから、WEBライターの目標の一つに「専属ライター契約」があります。
専属になれると、案件探しが不要になるので受注が安定します。
ただ、社員契約ではなく業務委託契約なので、ある日「今月で契約を終わります〜」と突然クライアントから告げられても、受け入れるしかありません。
そうなったら、またイチから積み上げスタートです。
これって抽象度を高めれば、グーグルのコアアップデートに怯えるブロガーと似ていますよね。
だから、孤独やプレッシャーに耐えられず心が折れるライターが後を絶たないです。
息の長いライターになるためには、その状況から脱却しなくちゃいけません。
つまり、ブロガーとグーグルの関係性同様に、ライターもクラウドソーシングやクライアントになるべく依存しない強固なビジネスモデルが必要なのです。
とくに女性ライターは家事や育児をしながら取り組む方が多いので、継続すること自体厳しいです。
素晴らしい能力を持っているライターは多いのに、自分の才能に気づかずに辞めていくのはもったいないです。
だから、僕は女性ライターが息長く取り組めるビジネスモデルの構築を目指し、女性限定ライティングサロンを作ったんですね。
ちなみに僕はサロンメンバーと複数の事業を展開中です。特定の事業に依存しないようにリスク分散を図っています。
- ブログアフィリエイト事業
- ブログコンサル事業
- SEO記事執筆代行事業
- ニュースレター執筆代行事業
- メルマガ執筆代行事業
- 電子書籍執筆代行事業
- コンテンツ販売事業
- ライタースクール事業
WEBライターはフロー型の収入だけではやはり疲弊します。
ブログアフィリエイトやコンテンツ販売などストック型の収入も増やしていくべきです。
WEBライターこそ高いライティングスキルがあるのですから、実現できるはずです。
ただし、ブログアフィリエイトやコンテンツ販売は一人でやると膨大な時間がかかります。
また、どんなに時間をかけて完成させても成功する保証はありません。
ここがジレンマであり、やっぱり時間を無駄にはしたくないので、一人だと挑戦したくても二の足を踏みます。
だから、確実にお金が手に入り即金性の高い記事執筆代行(フロー型収入)につい走ってしまうんですね。
ですが、
気の合うサロン仲間と「チームライティング」によって挑戦できる環境があればどうでしょう?
完成まで作り上げるスピードは速く、成功するまで何度でも続けることができます。
運良く収益化できたストック型の事業が増えていけば、各メンバーの生涯獲得できる報酬額は上がっていくはずです。
そうすれば、書けば書くほど、自分の人生がより豊かになっていきます。
その実現のためには、各メンバーが確実にコミュニティの中でレベルアップしていく仕組みを作り込むことが重要です。
コミュニティの濃度とブログの可能性について
ところで「ネットワーク効果」ってご存じでしょうか?
客が増えれば増えるほど、ネットワークの価値が高まり、客にとっての便益も増えていくこと
僕のサロンでは、この「ネットワーク効果」を意識して仕組みづくりに取り組んでいます。
元来の「コミュニティ論」は、「人数が増えれば、コミュニティの濃度は薄まる」と言われていました。
たとえば、芸能人のコミュニティ(オンラインサロン)もそうです。
会員数数千人〜数万人の大規模のところもありますよね。
僕も入会してみると、なるほど、コミュニティというよりは、どっちかというと「メルマガサービス」のような感じでした。
【主催者(メルマガ発信者)】→【サロンメンバー(購読者)】の一方向の情報提供がほとんどで、入会者同士の活発な交流はそこにはありません。
(それでも影響力のある方は成り立つので本当にすごいですが)
でも、本来の「コミュニティ」というのは、相互方向で交流できるものであり、仲間と共に理想の未来に向かって移動していく集団であると僕は考えています。
そう考えると、ライターコミュニティの仲間同士で作る「ブログ」はコミュニケーションツールとして最高だと思います。
書くことが好きな者同士で「あーでもない、こーでもない」と互いに議論しながら、ブログで作る過程を共有できるからです。
アナリティクスやサーチコンソールなどのデータから「答え合わせ」も可能ですし、【仮説】→【検証】→【実証】を繰り返すことで、自分たちの成長も実感できます。
そして結果がハマれば、それがお金に変わるという目に見える達成感も味わえるのです。
つまり何が言いたいのかというと、
あなたがブロガーなら「濃度の高いコミュニティ」を作れる仕組みはすでにあるということです。
そして、仲間が集まれば集まるほど「ネットワーク効果」がはたらき、ブログやサロン、その他の事業から発生する収益は伸びていくので、あなたや各メンバーの便益も増えていくのです。
個人ブロガーがオンラインサロンを始めるべき理由について【まとめ】
コミュニティの中に「共通の理念」、「共通の目的」、「共通の敵・困難」を設定することは重要です。
「独自の世界観」、「独自の言語」を創ることも大切です。
そこに共感する仲間が集まれば、理想の未来に向かってコミュニティ全体の移動量も加速します。
なので僕がしなくちゃいけないのは、他のどこにもない魅力的な女性ライター集団を作っていくことです。
それが「独自ブランド」となり、共感してくれる女性が増えるからです。
WEBライターは、記事を書き、クライアントに納品したら、基本仕事はそれで終わり。
とくにクライアントから感想もなく、自分の記事が良かったのかどうかも分かりません。
納品後の自分の記事がどう使われ、どんな人に役立ったのかも知り得ません。
それでもクライアントのために、今日も一生懸命に記事を書いています。
それを、もっとダイレクトに自分のために書ける場所があれば良くないですか?
ブロガーなら作れます。
僕はブロガーとWEBライターがもっと共同すれば、息の長いビジネスモデルができると考えます。
その一つの手段が、ブロガーが主催するWEBライターのための「オンラインサロン」であると思うのです。
今回は以上です。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
ケント
もし良かったらとても大事なことを語っていますので、世の中の相似性に気付けると孤独なライターやブロガーの道は拓くかもよもチェックしてみてください。
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