- コピーライティング「3つのNOT」とは何?
- 「3つのNOT」の壁の乗り越え方を教えてほしい
- 商品を売る時のコツはあるの?
今回もお読みいただきありがとうございます。
もしもあなたがコピーライティングに興味あるなら、まずは今回紹介する「3つのNOT」から勉強してみてください。
コピーライティングの本質が分かります。
本質が分かると、あなたが商品をセールスする時に成約率が格段にアップします。
そこで今回は、「3つのNOTとは?コピーライティングの基本3原則」を解説します。
わかりやすく具体例を出しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それではいってみましょう。

世の中には色々な3原則が存在します。
たとえば、
- 核兵器をもたない
- 核兵器をつくらない
- 核兵器をもちこませない
- ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
- ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
- ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
- しないよ!
- してないよ!
- する気もないよ!
このように世の中には「三原則」ってわりとありますよね?(最後の例はやや微妙ですが・・(笑))
その他にも・・・、

「見ざる、聞かざる、言わざる」
これは有名な日光東照宮の三猿の言葉ですが、自分に都合の悪いことや人の欠点・過ちなどは、
- 見ない
- 聞かない
- 言わない
のが良いという意味です。
ちなみに「Three wise monkeys(3匹の賢い猿)」など世界中には似たような表現がありますが、実はこの起源は現在も解明されていません。
日本には、8世紀ごろにシルクロードを経由して中国から伝わってきたという説があり、孔子の論語が由来なのではないかと言われています。
ちなみに、その孔子も三原則を唱えています。

- 礼節に背くことに注目してはいけない
- 礼節に背くことに耳を傾けてはいけない
- 礼節に背くことを言ってはいけない
「物事の本質」を表現したあらゆる論語においても、三つで諭していることは多いです。
このように世の中にはあらゆる3原則が存在します。
【壁を破壊せよ】3つのNOTとは?コピーライティングの基本3原則

では、コピーライティングにおいても、ちゃんと3つのホニャララで「物事の本質」を捉えたものはあるのでしょうか?
もちろん、あります。
それが「3つのNOT」です。
- 読まない(Not read)
- 信じない(Not believe)
- 行動しない(Not act)
コピーライティングにおいて、この三原則は最も基本中の基本であり、かつすごくシンプルな考え方なのですが、実はかなり深いです。
なぜなら、読み手に行動を起こしてもらうためには、かならずこの3つの高い壁を乗り越えさせなくてはいけないからです。
そして、数多くのテクニックは突き詰めると、結局はこのシンプルな三原則のどれかの壁を越えさせるために使っているにすぎないからです。
ちょっと残酷な話ですが、読み手はそもそもこっちが期待しているほど都合よく動いてくれません。
自分の文章を読み、
自分の言葉を信じ、
そして最後には自分を信頼し行動を起こしてくれる。
これって、思っている以上にかなり高度なライティングスキルが必要なんですね。
逆に、読み手にここまでさせることができれば、あなたのライティングスキルは一人前と言えます。
この3つの高い壁を読み手に乗り越えてもらうことこそが、あなたが乗り越えなければならない壁です。
この「3つのNOT」をしっかりと理解しましょう!
これが出来るようになれば、あなたはこんな状況を作り出せます。
- セールスレターを書けば高い反応率がとれる
- 自分の企画を発表すると予約が殺到する
- 商品を紹介すれば向こうから売ってくれと言われる
これが出来るとハッキリ言って無敵です(汗)
ですが、これがなかなか出来ないんですよね。
なぜか?
それは、多くの人は読み手が抱く3つの高い壁を破壊するためには具体的にどうすれば良いか分からないからです。
では、「3つのNOT」を破壊するためにはどうすればいいのでしょうか?
ここからは、1つずつ「NOT」を壊すための考え方をお伝えします。
まず、読まない(Not read)という壁を壊す方法

なんで読んでもらえないんだろう・・・
一番最初に当たる壁が「読まない」です。
興味を持ってもらいたいのに反応がないと辛いですよね。(好きなあの子にライン送ってもいつまでも既読にならないようなもんです・・とほほ)
原因は二種類あります。
【原因1】もともとそんなに興味がない
【原因2】そもそも知りたい答えが書かれていない
大体、このどちらかになります。
こちらとしては一生懸命書いているのに、けっこう残酷な答えですよね。(でも、読み手にとって我々は大多数のうちの一つでしかないんです汗)
では、読んでもらえる記事を書くにはどうしたらいいのでしょうか?
たとえば、タイトル付けを工夫すると反応率は上がります。
王道としては以下のようなものです。
- 具体的な数字を入れる
- 「~の理由」や「~の方法」を入れる
ダイエットを例にすると、タイトルはこんな感じです。
「〇〇するだけで体重がマイナス7kg落ちた方法とは」
このようなタイトルはよく見かけると思います。
一見良いタイトルのように感じますよね?(なぜならテクニックの王道を使っているから)
でも、これじゃ「読まない」壁は破壊できません。
これではまだ足りないんです。
では、どうすればいいか?
それは、「読み手の一歩先の願望を表現してあげる」ことです。
「具体的な数字」とか、「理由」を使っただけじゃダメなんですね。
つまり、上記のタイトルであれば、痩せた先にある未来を表現してあげるのです。
太っていてモテない女性がペルソナなら、
「〇〇するだけで体重がマイナス7kg落ち初カレが出来た方法とは」
太っていて腰痛で悩んでいる人がペルソナなら、
「〇〇するだけで体重がマイナス7kg落ち痛みからスーッと解放された方法とは」
読み手は「答え」を求めてタイトルを読みます。
そして、読み手があなたに望んでいる「答え」は、その先で得られる理想の未来なのです。
そこまで表現できれば、「読まない壁」はきっとクリアできますよ。
では次、信じない(Not belive)という壁を壊す方法


さて、「読まない壁」を乗り越えたものの、せっかく書いた文章を読み手が信じてくれないなんて悲しいですよね。
信用されなければ意味がありません。
では、どうしたらいいのでしょうか?
「信じない壁」を読み手に乗り越えさせる鍵は、ズバリ「共感」です。
共感してもらえるかどうかが、読み手があなたを信用するかどうかの「突破口」になります。
特にセールスレターは、胡散臭いと思われてしまうことが多いかもしれません。
たとえば、いきなり僕が、
【ついに解禁】次々とグーグル上位記事が量産されていく!たった一人で100人のライターを副業しながら雇い、月に300記事投稿する【究極のブログ構築自動化マニュアル】|ブログ集客で100%挫折できない秘密をあなたに暴露します。
というヘッドコピーでセールスレターをあなたに差し出したとしたらどうでしょうか?(我ながら胡散臭いです(笑))
「マジか!1記事も書かずに300記事って本当?!」
「今ブログしています。私でもできますか?」
「どうやったら一人でライターを管理できるの?教えてほしい!」
って肯定的にとってくれる人もいるかもしれません。
でも多くの人は、
「グーグル上位の記事ってそんな簡単に達成できないよ」
「私がそんな仕組みを作る自信なんてありません。」
「いやいや、副業で100人を管理するなんてそんなのムリゲーっしょ」
って否定的な人だと思います。
そんな否定的な人達に向けて
「いや、みなさんもこの「マニュアル」通りにすれば余裕で出来ますよ!」
って言ってもきっと信用してもらえないと思います(汗)
いきなり出来ます、と言われても、すぐには信じられませんよね。
そりゃ、無理もないですよ。
だって、共感できないから。
信じてもらうためには共感してもらうことが大切です。
では、共感してもらうにはどうすればいいのでしょうか・・・?
それは・・・
「ストーリー」を語ればいいのです。
たとえば僕が上記のセールスレターをあなたに信じて欲しいなら・・・。
ブログを愛する僕から、同じくブログを愛するあなたへ。
「生涯現役ブロガーとして稼ぐ方法」をお届けします。
家族と楽しく食卓を囲み一家団欒。
人気の海外インテリアショップにオーダーメイドで作ってもらったお気に入りのダイニングテーブルには、全国から取り寄せた食材で作った料理が毎日並びます。
美味しそうにほおばる子どもたちの笑顔。
そんな様子を見るたびに、「あの時、ブログを諦めなくてよかった」と一人喜びを噛み締めます。
でも残念なことに、今……。
ブログに挫折する人がどんどん増えているんです。
理由は、グーグルの「企業ブログの優遇」です。
グーグルは「個人ブログ」を評価しない方針を採用したのです。
そのため、ある日突然ブログが圏外に飛ばされたり、収益がゼロになってしてしまうブロガーが今、後を絶ちません。
寝る間を惜しんで、良い記事を書こうと必死で取り組んでいるブロガーはたくさんいます。
身銭を切って商品を取り寄せ、自分で体験した上でフェアな立場で比較評価しているブロガーもたくさんいます。
そこまでする理由は、「自分の記事で悩んでいる人の悩みを解決してあげたい」という熱い想いがあるからです。
その一方で、企業HPは自社商品を「第一優先」ありきで情報を発信しています。
記事も文章が複雑で分かりにくく、さらに誰が書いているのか”顔”が見えてこないものばかりです。
本当にユーザーにとって価値のあるブログとは一体何なのでしょうか・・・。
あなたもブログを始めたばかりの頃、こんな想いはありませんでしたか?
自分の知識や経験を通して有益な情報を提供し、読み手の悩みを解決してあげたい!
そして、その価値の対価としてブログで収益を得られることができれば……。
きっとブログの素晴らしい可能性にワクワクしたのではないかと思います。
断言しますが、こんなに素晴らしくワクワクできるビジネスモデルは他にありません。
あなたが提供する価値ある情報は、ずっと誰かの悩みを解決できるのですから!
だからこそ、素晴らしい個人ブログは「安定した報酬の権利」が与えられて当然なのです。
ですが、グーグルは僕ら個人ブロガーを拒絶するようになりました。
たしかにグーグルの理念にそぐわない個人ブログも存在するのは事実です。
ですが正直、僕はこの一辺倒の冷徹な方針には憤りすら感じます・・・。
なぜなら、志高く、信念を持って取り組んでいたブロガーまで数えきれないほど葬り去ったからです。
・・・でも、グーグルは「ブログ界の神様」です。
彼の方針にNOの選択肢はないのです。
(中略)
実は、僕も2017年12月に一度大きな挫折を味わいました。
順調に伸びていたブログの収益がいきなりゼロになったんですね。
あの時は今だから言えますが、布団の中で一人震え泣きました・・・。
(中略)
家族のみんなが暗い表情で沈黙したままカップラーメンをすする姿をみて決意したんです。
「もう一度やり直そう」と。
(中略)
ただ、また同じようにやっても、グーグルの脅威に怯え続けるだけです。
それでは息の長いビジネスには絶対にできません。
「持続的にブログで稼ぎ続けるにはどうすればいいか・・・」
そこで、僕がたどり着いた答えが「ブログを自動化で量産する仕組み」を作ることだったんですね。
仮にこの構想が完成すれば、もうグーグルを恐れる必要はなくなります。
この先、どんな残酷な方針が打ち出されようと、何度でも立ち上がれる仕組みだからです。
(中略)
自分の成功体験談を紹介
(中略)
本来のブログの素晴らしさ、楽しさ、そして稼げる喜びを、
孤独で今にも心が折れそうなブロガーに教えてあげたい……。
『グーグルに毎日ビクビク怯え、一体こんなレースをいつまで続けるのか・・・』
このブロガーの誰もが抱えていた悩みから解放される「究極の自動化マニュアル」を届けたい……。
(中略)
そんな想いで作ったのが、「〇〇〇〇〇〇(商品名)」です。
これが、あなたが生涯ブロガーとして活躍できる唯一の方法です。
ぜひ、手にとってみてください。
究極の安心を、あなたや、そしてあなたが守りたい人のために、お届けします。
(中略)
ただし、販売対象は【予約申込者】のみとなります。
今回はプレミアム告知ということで、登録者全員に特別に〇〇〇〇もプレゼントとしてお付けします。
また予約販売は、先着〇〇名様に限定させていただきます。
予定人数に達し次第、受付は終了しますので、今すぐお申し込みください。
・・・というような感じであなたに語りかけます。(一筆書きで書いたのでクオリティについてはご了承くださいm(_ _)m)
でも、どうでしょうか?
こんな話を聞くと、少しは現実的に可能かも・・・って思いませんか?
ストーリーは偉大です。
なぜなら、人間はストーリーが大好きであり、たちまち心が惹きつけられるからです。
ストーリーを演出しやすいテクニックなら、個人起業家のためのライティング講座|新PASONAの法則とは?例文を使って解説も参考になると思います。


たとえばセールスレターでも、漫画仕立てで商品を紹介しているものってたくさんありますよね?
あるいは、情報発信ビジネスをされている方のブログでも、自分の人生ストーリーを漫画で描いて紹介している方も多いです。(お金持ちになれましたストーリーばかりですが・・・(汗))
漫画はストーリー性が出しやすく、共感されるからみんな使っているんです。(漫画だと視覚的効果も抜群ですよね)
さらに、漫画だけでなく、すべてのエンタメもストーリーです。
それは映画でも、漫才でも、アニメでも、落語でも。
ストーリー、ストーリー、ストーリーです。
この事実こそが、ストーリーの魔力を物語っています。
だから、あんなにも人は惹きつけられ、ファンが増えていくんです。
なぜなら、ストーリーで語れば共感が生まれるから。
ストーリーが頭の中にインプットされると、良くも悪くも今まで疑っていた人でさえも信じてくれるようになります。
それは届ける相手が人間なら、商品を紹介する時だって同じです。
なので、あなたが自分の商品を紹介する機会があれば、ただコピーライティングのテクニックだけ重視するのではなく、「ストーリーという要素」をぜひ加えてみてください。
読み手の反応は大きく変化します。
さらにあなたを信じてくれるようになりますよ。
(だから危険でもあるのですが(汗)くれぐれも悪用はしないでくださいね)
同じく危険な方法としては、【悪用厳禁】グランファルーン・テクニックとは?あなたの見込み客を熱狂させる秘密もインプットしておいて損はないと思います。
そして最後、行動しない(Not act)壁を壊す方法


さてさて、「読まない壁」と「信じない壁」はなんとか読み手に越えてもらうことができました。
最後は、「行動しない壁」を乗り越えてもらう必要があります。
ですが、人はなかなか勇気をもって行動しない生き物です。
(大好きな人への告白も、わりと自分の中で勝算がないとしませんよね?)
でも、「期間限定」や「季節限定」と書かれたものを見たら、けっこう心が揺らいで欲しくなる人はいるんじゃないでしょうか。
「希少性」を感じるとたちまち人は興味を示します。
たとえば「プレミアム〇〇」なんて商品はお店に行けばワンサカとありますよね。(ザ・プレミアムモ〇ツとか)
あれって別に希少でもなんでもないですけどね(笑)
でも「プレミアム」って言葉があると我々はつい目がとまります。
あ、あと「数量限定」もそうですよね?
「今日は特別に!!テレビで紹介された「とろり濃厚生チーズケーキ」を1日10名様限定で販売します!」
と言われると、人というのは「先を越される前に、早く買わなきゃ」と思ってしまいます。
人は「限定性」にも弱いんです。
更に、
「今日は特別に!!テレビで紹介された「とろり濃厚生チーズケーキ」を今から1時間のみ予約注文を受け付けます!」
と「時間制限」というものを設けると
「やばい、今すぐ買わなきゃ、絶好の機会を逃すじゃん!」
と思うようになります。
人は絶好の機会を失うと「損をした」という感情が芽生えます。
得よりも損を感じた方がストレスが大きく感じるので、行動を起こしやすいのです。
これを「プロスペクト理論」といいます。
ビジネスにおいて超重要なこの理論については、プロスペクト理論とは?日常生活を例にして人間の心理を分かりやすく解説で紹介しています。
逆に、そういう状況を演出しないと、まず人は「明日までに考えよう」、「また今度でいいや」と先延ばしにしてしまいます。
たとえば、この心理を巧みに使った【新築分譲マンションのお披露目&販促会】とかエグイです(汗)
目の前で「ご成約済」の当確マークが見取り図に連発して貼られ、どんどん好条件の部屋がなくなっていくと購入検討者は焦りますよね。



お客様、日当たり抜群の角部屋はあと1部屋になりました!(この客買いそう)



う~、ですよね(やばい、なくなる)



ちなみに、あちらのお客様も今さっきご検討されていましたよ?(ハッタリ)



え?そうなの?・・・・・んじゃ、買いますっ!!(30年ローン決定)
最近はどうかは分かりませんが、国民全員が「夢のマイホーム」に憧れていた時代にはこんな光景はよくありました。
でも、よくよく考えると、ウン千万の買い物を勢いで決めちゃっているんです。(オソロシヤ・・)
ああいう状況でないと、まず人は「とりあえず保留で」、「また今度でいいや」と先延ばしにしてしまうんですね。
そのエグい実体験はこちらで紹介しています。情報発信ビジネス|見込み客が反応するキーワードと商品の紐付け方3選
この3つを意識して丁寧にオファーしてみてください。
希少性
限定性
緊急性
読み手は行動を起こし、あなたの商品は売れやすくなりますよ。
ただ、あなたがセールスをする場合、一つだけ注意して欲しいことがあります。
それは・・・
売らないことです。
「へ?売りたいのに売らないってどゆこと?」
って思いますよね(汗)
ですが、読み手に買って頂くためには、やはり売らないことが大切なんです。
売りたいのに売ってはいけない理由とは


たとえば、さきほど話題に出した【新築分譲マンションお披露目&販促会】のようなイメージで、
あなたがセールスレターの中で「希少性」「限定性」「緊急性」を存分に出して、自分の商品を売り込んでも、売れないと思います。
なぜなら、新築分譲マンションのセールスとあなたのセールスには圧倒的に違う点があるからです。
それは・・・
売りたい相手との距離感です。
考えてみれば当然ですよね?
だって、お披露目&販促会のセールスマンは「目の前の」相手と話しているのですから。


相手の焦っている顔の表情
落ち着きのない身体の仕草
活気のある交渉場の雰囲気
同じく購入検討中の人たちとの駆け引き・・・
それら状況を総合的に判断し、ここだ!という絶好のタイミングで、巧みな話術を織り交ぜながらセールスマンは売り込みをかけます。
だから、相手は心が動かされ購入するんです。
ですが、あなたのセールスは違います。
相手の表情や仕草はもちろん、読み手の場所や周りの雰囲気もまったく分かりませんよね。
そんな状況が分からないのに「このレターで商品を売るぞ!」といきなり文章の中でセールスをかけても、まず買う人はいません(汗)
まぁ、たとえば低単価商品など「動かない壁」が高さ3cmくらいのものなら売れるかもしれませんが。(壊す必要もなくぴょんって乗り越えられるくらいならね)
ですが、そこそこの金額がするものなら、まず無理です。
だから、通常は「個別相談」や「ウェビナー」をさらに挟み、最後に対面の状況(断れない雰囲気)を作った上でクロージングにもっていくんですね。
(ただし、ライティングスキルが異常に高い人であればそれすらも不要になりますが・・・)
読み手の心理を考えれば理解できると思いますが、
「この人の言っていることは信頼できる!」
と思えるような有益な情報を日頃から提供も出来ていないのに、
「この商品はいいんです!今なら特別に!・・・」
と売り込み臭をプンプンさせたレターを誰が信用するでしょうか。
そんなレターをみて思わず興奮しますか?
おすすめされた商品に魅力を感じますか?
大事なお金を出してまで欲しいと思いますか?
思いませんよね(汗)
なぜなら、読み手はあなたとの心の距離が縮まってないから。
そういうことです。
つまり、文章だけで売りたいのなら、まずは売らない。
そんなものはとりあえず後回しです。
大事な事は、読み手に有益なコンテンツを自分が損をするくらい惜しみなく提供し、互いの距離を近づけることです。
商品を売るならば、その後です。
相手との距離を少しずつ近づけて、近づけて、近づけて・・・・さらに近づけて、
そして、満を持して本当におすすめできる商品を紹介する。
そこで、初めて読み手の心が動かされるんです。
見ず知らずの人に何の迷いもなく行動に移すほど、読み手も単純ではありません。
まずはブログ記事で自分にしか語れない体験談やオリジナルな考えを語り、
読み手が「この人の言っていることは面白い!」と感じるものを惜しみなく提供することに集中してみてください。
(ここまで情報言ったら自分が損かも?っていうくらいがちょうどいいです)
安心してください。
多少文章が不格好でも全然大丈夫です。
どこかで読んだことあるような教科書みたいな巷の記事の情報をそのまま横展開するより、
よっぽど「自分の視点」で感じたこと、考えたことを「自分の言葉」でストレートに語った方が良いです。
とくに最近は、どの発信者もよく勉強しています。
ゆえに、その情報には間違いはなく、どれもそこそこ質の高いものとなりました。
そして、読み手も有益な情報に接しすぎて、提供されても大して感動しなくなりました。(情報過多に疲れているとも言える)
つまり、今の読み手は「あなたの生の感情」を読みたいのです。
「なんかこの人の言っていることは気になるなぁ~」
「このブログは読んでいると面白いし居心地いいかも!」
「この管理人のゆるくて、適当な感じが好き♡」
読み手にこのように感じてもらえれば、かなりチャンスありです。
なぜなら、読み手があなたのブログ記事を通して「共感」をしてくれているからですね。
ここで、ようやく読み手はリピーターとなり、次第に記事を通して心が通い始め、距離が少しずつ縮まってきます。
そして、あなたはさらに信頼関係を深めていきます。
そこまでいけば、読み手はあなたのセールスレターを喜んで読んでくれますし、紹介する商品も信用して買って頂けるようになります。(いやぁ~、文章で売るのって大変ですよね(汗))
つまり、あなたがブログで目指すべきものは「ファン化」です。
よくある間違いとして、多くの情報発信者は、この段階になる前に商品を売ろうします。
だから、すぐに読み手の心が離れていくのです。
そして、まったく収益が上がらずに、
「やっぱ、情報発信ビジネスで稼げるのってウソじゃん。けっ、時間のムダムダ!つまんねー」
って挫折するのです(だって、相手との距離感を無視してやっているんですもん。そりゃね・・汗)
以上、売りたいなら売ってはいけない理由をお伝えしました。
3つのNOTとは?コピーライティングの基本3原則を解説まとめ


今回もここまで読んで頂きありがとうございました。(長かったですよね?お疲れさまでした)
やや複雑になりましたので、まとめます。
- 「3つのNOT」はコピーライティングにおいて最も基本中の基本でシンプルな考え方であるが、実はかなり深い。
- なぜなら、数多くのライティングテクニックは「3つのNOT」を越えさせる目的のために使っているにすぎないから。すべては「3つのNOT」に行き着く。
- セールスライティングを勉強するときは真っ先に「3つのNOT」を学んでおくべきである。
- 「読まない」壁を乗り越えさせるためには、「読み手の一歩先の願望を表現してあげる」ことである。
- 「信じない」壁を乗り越えさせるためには「共感」が突破口となる。
- 「ストーリー」は使った方が良い。そうすれば読み手が自分を信用してくれるようになる。
- 「行動しない」壁を乗り越えさせるためには、「希少性」「限定性」「緊急性」のテクニックが有効である。
- ただし、読み手との「距離感」を無視し、売り込みをかけても商品はまったく売れない。
- ゆえに大事な事は、読み手に対して自分が損するくらいの有益なコンテンツを提供し、ブログで互いの距離を縮めていくことである。
- そのために、目指すべきものは「ファン化」である。
以上となります。
今回は「3つのNOT」について紹介しました。
こう考えると、人にモノを売るっていうのは難しいなぁ~と感じますよね・・・(汗)
言葉文字だけでセールスしたいとなると尚更です。
ですが、こうも考えることはできませんか?
もし、あなたが言葉文字だけで、
読み手との距離感をどんどん縮め、
深く信頼関係を築くことができ、
自分の紹介した商品を喜んで買ってもらえる状況がいつでも作り出せるとしたら・・・。
これが自由自在にできるなら、想像するだけでもちょっと震えますよね。
たしかに、これは誰でも出来ない難しいことかもしれません。
だから「ライティング」は習得できると最強なんです。
あなたもこれを聞くと「自分はそこまで無理だよ〜」って思うかもしれませんね。
でも、僕らは自分の中に厚い3つの壁を勝手に作ってしまっているだけかもしれません。
僕もライティングに関してはまだまだ未熟であり、自戒を込めて今回に当てはめてみると・・・
- 人の悩みは普遍であるという歴史の流れを「読まない(Not read)」
- 言葉文字だけで信頼関係を構築できる事実を「信じない(Not believe)」
- 何もしてないうちから自分の可能性を否定し「行動しない(Not act)」
もし、あなたがこれから、あるいはすでにブログやライティングに取り組んでいるのでしたら、
上記の「3つのNOT」をまずは自分の中で破壊し、壁を乗り越えてみてください。
そして勇気を持って、最後まで取り組んでみてください。
そうすれば、決して低くはありませんが、いつか高い壁の向こう側にライティングの面白い未来が見えてくる日が必ず来ます。


共に引き続きライティングを磨いていきましょう!
「FABテクニック」もかなり重要なので【成約率上昇】FABテクニックとは?コピーライティングで必須のセールステクニックを紹介も参考にしてみてください。


最後までお読みくださりありがとうございました。
ケント
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