- マインドマップの活用方法がわからない
- 商品開発段階でアイデアやひらめきが湧かない
- 自分の商品を見込み客に魅力的に伝えたい
「マインドマップ」とは、1つのテーマを中心に、連想するキーワードを放射線状に記録していく発想法です。
実際の脳内プロセスを視覚化することによって、より柔軟で豊かな発想が生まれやすくなります。
「マインドマップ」は、まさに「連想ゲーム」のように自分でも思いもしない結論が導き出せる魔法のツールです。
あなたがどんな商品を作りたいか思考を整理したい時はぜひ活用してみてくださいね。
今までありそうでなかった素晴らしい商品が誕生するかもしれません。
そこで、今回はなかなかアイデアやひらめきが思い浮かばない方のために、とっておきの思考整理術「マインドマップ」を紹介します。
それではいってみましょう。
マインドマップとは?商品開発時のアイデアやひらめきに必須のツール

自分の商品の方向性を整理したい方にとって救世主になるのが、マインドマップです。
マインドマップ
イギリスの著述家トニー・ブザン氏(2019年4月死去)が開発したノート術のことで、情報や思考を整理するためのツールとして広く利用されている。 頭の中にあるひらめきや発想を視覚化する手法として、個人で自分の考えを整理する時や、集団でアイディアを出し合うブレインストーミングやマーケティングにおけるユーザー分析方法として活用されている。

方法は思い浮かんだ単語を書き出し、放射状に広げていくことで思考を整理します。
この広がっていく時に、「連想」が生じ、今まで思いつきもしなかった新たなアイデアやひらめきが頭の中で生じます。
僕の運営するライティングサロンメンバーは「マインドマップ」の有資格者なので、まずはこちらの動画でインプットしてみてください。
Xmind公式 ダウンロードはこちら
マインドマップの具体例
例えば、“お米”と聞いた時、あなたは何を思い浮かべますか?
・お米→主食
・お米→白い
上記のように、お米から直接的に連想されるものもあれば、
・お米→農業→後継者不足
・お米→魚沼産コシヒカリ→新潟
こんな風に連想したものから、新たに連想が生まれるものもあります。
「マインドマップ」では、まずはメインとなるキーワードを真ん中に書きます。
今回は「お米」ですね。
あとは次に連想した単語をどんどん書いていきます。
上記なら「主食」、「白い」、「農業」、「魚沼産コシヒカリ」を放射状に書いていき、さらにその次に連想されるものを付け足していきます。
最終的には、「お米」について自分の頭の中にある知識や経験が体系的に可視化できるため、思考が整理されるわけですね。
どんどん外に向かって伸びたルートについては、関心が高く、知識や経験も豊富ということです。
逆にあまり伸びなかったルートは、関心が低く、知識や経験が薄いということが言えます。
商品開発時におけるマインドマップの使い方

今回は「お米」を例に出しましたが、これは商品開発時においても重要な視点です。
つまり、「マインドマップ」でどんどん放射状に伸びたルートは、あなたの商品の「ストロングポイント」であり、
逆にあまり放射状に伸びなかったルートは、「ウィークポイント」だということです。
ゆえに、その「ストロングポイント」において、うまく競合商品と差別化が出来れば、あなたの商品は売れやすくなります。
また「ウィークポイント」を丁寧にカバーすれば、顧客満足度が高い商品ができるということです。
商品は、いかに痒い所に手が届くかどうかで収益結果に大きな差が生じます。
そして、それは自分の商品の特徴を知っているか、知らないか、ほんのちょっとした差が大半占めます。
だから、「マインドマップ」は自己認識チェックが出来るので、とても役に立つのです。
一方、「ウィークポイント」における知識や経験を日頃から研鑽しておけば、
よりクオリティの高い商品が開発でき、自信を持って見込み客に提供できるということですね!
以上、商品開発時におけるマインドマップの使い方をご紹介しました。
なお、思考術については【超必読】情報発信ビジネス|ゲシュタルト形成と抽象化思考の重要性と具体例もかなり重要です。
もう一つの商品開発時におけるマインドマップの使い方

ここまでは良いでしょうか?
では、次ですm(_ _)m
これからお伝えすることは、実は世の中ではほとんど語られていません。
ですが、商品開発時において、これは最も意識すべきことであり、
かつ「マインドマップ」を使えばそれがかなり作りやすくなるため、今回ご紹介します。(今とても有益な情報をお伝えしています)
まず、商品開発時において最も意識すべきことは何かと申し上げると、
それは間違いなく「ストーリー」です。
たとえば、色んな商品のランディングページを拝見させて頂くと、
「WHAT(何を)」や「HOW(どのように)」など解決方法ばかりを詳しく紹介しているものは割と多いです。
ですが、それでは見込み客の反応率は悪く、おそらく売れていないと思います。
なぜなら「解決法」だけなら、世の中にもっと優れた商品が沢山あるからですね。
それなのに、あえてそこから買う理由なんてありませんよね?(業界No.1なら話は別ですが)
断言しますが、商品において最も重要なのは「WHAT(何を)」や「HOW(どのように)」ではなく、「WHY(なぜ)」です。
なぜ、その商品を開発したのか?
なぜ、提供したいのか?
なぜ、自分にはその資格があるのか?
なぜ、理想の未来に導くことができるのか?
商品を紹介する時は、そこを丁寧に物語にしなくちゃいけないのです。
それが出来ないと、特に現代においては「機能面」だけじゃ相手の心は1ミリも動かないからですね。
当然、心が動かなければ、商品が売れることもありません。
そのためには、まずは相手に「ん?」と少しでも思わせ、立ち止まらせることが重要です。
そして、その壁を越えるために最も重要なのが「ストーリー」なのです。
ちなみに心の壁については【心の壁を破壊せよ】3つのNOTとは?コピーライティングの基本3原則を解説をチェックしてみてください。

映画でも、ドラマでも、漫画でも、落語でも、演劇でも、なぜいつまでも我々の記憶に残っているのかというと、
それは「ストーリー」として記憶しているからです。
たとえば、「僕は死にましぇ〜ん!」と言えば、どんな連想しますか?(*´ω`)(かなり古いドラマですが(笑))
このドラマをご存知ならば、主役の武田鉄矢が真夜中の路上で車に轢かれそうになりながら(鼻水垂らしながらぐしょぐしょの顔で)、ヒロイン役の浅野温子に告白しているワンシーンを思い浮かべるはずです。
たとえば、「倍返しだっ!」と言えば、直立不動したスーツ姿の堺雅人が、顔を真っ赤にしながらその言葉を発する情景が脳裏に浮かんできますよね。
なぜそんなに頭の中に鮮明に描けるのかというと、それまでの「ストーリー」に共感し、感情が一番動いたワンシーンだからです。
だから、いつまでも記憶されるのです。
それは、あなたの商品ストーリーにおいても同じです。
人間の感情については、【成約率上昇】FABテクニックとは?コピーライティングで必須のセールステクニックを紹介もチェックしてみてください。
マインドマップと商品ストーリーづくりの具体例

たとえば、僕は記事を書く時は、結論をまずは決め、読み手に何を伝えたいかを考えます。
次に、なるべく「ストーリー」を使って、結論まで導くためにはどうすればいいか作戦を練ります。
「ストーリー」を使って書いた方が、僕の記事が読み手の記憶に残りやすいからですね。
そして、ここが重要なのですが、その作戦を練る時に、実はマインドマップを使うと非常に「ストーリー」が作りやすくなるのです。
・・・とは言っても、これでは分からないと思いますので具体例を出します。
たとえば、さきほど例に出した「お米」を使って、まず結論を考えてみます。
仮に「お米を食べるべきだ」という結論にしましょう。
次に、入り口を設定します。
まったく予想もしないストーリー展開が意外性もあり、あなたの記憶にも残りやすいと思いますので、ここでは「ライティング」にしたいと思います。
さて、あなたに質問です。
- 「ライティング(入り口)」→「お米を食べるべきだ(結論)」のストーリー展開を作り、1記事完成させなさい。
-
???
この答えを考えてみてください(*´ω`)
・・・
・・
・
僕はこういう時は「マインドマップ」を使って、思いついたことをとりあえずアウトプットします。
そして、連想したキーワードを言い換えたり、組み替えたりしながら、一本のストーリーを考えます。
ちなみに、上記の設問に対する、僕のマインドマップの結果はこちらです。
「ライティング」
→モチベ持続困難
→体と脳活発化させるエネルギー必須
→炭水化物
→効率的な摂取
→成分の7割
→「お米を食べるべきだ」
何となくこれだけでも、1記事の中のストーリー展開がイメージできませんか?
「ライティング」と言えば、日々のモチベーションの自己管理が必須なのですが、なかなか持続することが難しいのも事実です。
そこをどうやったら実現できるか、栄養学の観点から攻め、最終的に「お米を食べるべきだ」に結びつけてみました。
最も今回は極端な例ですが、「ライティングとお米の関係性を示し、1記事作成せよ」という無茶な設問が出された場合でも、
とりあえず「マインドマップ」で連想されるものをこうやって次々に書き出していくと、どんなものでも対応できます。
(なかなか読んだことないストーリーなので、読み手は記憶に残りやすいと思います)
そして「なんとなくこう攻めれば良いのでは?」という発想がある時点で生まれるんです。
このように、どんな「入り口」と「出口」を設定しても、「マインドマップ」を使えばたどり着くことができます。

で、結局何が言いたいのかというと、
あなたの商品に対するストーリーづくりにおいても、この思考法が役に立つということです。
つまり、あなたの最も伝えたい結論である「出口」と、ストーリーのはじまりである「入り口」を設定し、「マインドマップ」で入り口から出口までの文脈を考えれば、
見込み客が「お?なになに?」と心が動き、思わず読みたくなるランディングページが作りやすくなるのです。
ちなみに、「入り口」と「出口」のギャップを演出できるほど、人の心が動きやすく、成約率は高まると思います。
たとえば、「食べ物」の体験話から「ビジネスオンライン講座」に繋げたりですね。(これが自由自在に演出できる人は、間違いなくライティングスキルは化け物レベルです(*´ω`))
あとは「WHY(なぜ)」を意識して、論理(ロジック)の部分をしっかり構成すればOKです。(ここ重要です)
なお、論理(ロジック)の重要性については、文章を何度書き直してもしっくりこない!最後までスラスラ書ける方法を参考してみてください。
マインドマップとは?商品開発時のアイデアやひらめきに必須のツール【まとめ】

今回は、「マインドマップ」は非常に有効なツールであることを紹介しました。
やや複雑になりましたので、まとめます。
- 商品開発時の思考を整理したい時はマインドマップが有効なツールとなる。
- マインドマップは商品の「ストロングポイント」と「ウィークポイント」が把握できる。
- 商品は、いかに痒い所に手が届くかどうかで収益結果に大きな差が生じる。
- 「ウィークポイント」を潰すことができれば顧客満足度の高い商品を作ることができる。
- 商品を紹介する時において最も重要なことは「WHY(なぜ)」である。
- マインドマップは商品のストーリーを考える時も有効なツールとして使える。
- ストーリーとは「入り口」と「出口」をつなげる演出である。
- 「入り口」と「出口」のギャップが大きいほど、人の心は動きやすく、成約率は高まる。
「マインドマップ」をあなたのビジネスに導入すれば、以下のメリットが得られます。
- 商品開発段階でアイデアやひらめきが湧く
- 自分の商品をより深く理解できる
- 自分の商品を見込み客に魅力的に伝えられる
今回は以上となります。
なお、唯一無二のビジネスモデルを作りたい方は、【超必読】情報発信ビジネス|ゲシュタルト形成と抽象化思考の重要性と具体例も確認してみてください。

また、商品開発時のコツを知りたい方は、情報発信ビジネス|OATHの法則とは?個人起業家の商品開発に必須の概念を紹介も確認してみてください。

ちなみにマインドマップを考案したトニー・ブザン氏は、「能力開発」の世界的な権威ですが、もともとはイギリスの作家さんです。
生粋のイギリスのロンドン育ちのせいか、スーツの着こなしが超オシャレなジェントルマンでなかなかかっこいい方です。
(気になる方は画像検索してみてくださいね(*´ω`))
「心理学」、「アメリカ文学」、「数学」などを大学で学んでいて、いろんな分野でご活躍されていました。
たとえば、教育者として世界各国を周り、子ども達の教育にあたる一方で、オリンピックチームのメンタルコーチとしても活動していたそうです。
また、政府や大手企業のコンサルタントとしても抜擢され、アメリカの元副大統領のアル・ゴア氏も、このマインドマップを愛用していました。
実は大変な親日家であり、囲碁や和食を愛し、「マイ箸」を常に持参するなどのチャーミングな一面もお持ちだったみたいですね。
ただ、残念ながら2019年4月に死去されました。(享年74歳)
こんなに素晴らしい方法を知れた僕らは幸運であり、
それを教えてくれたトニー・ブザン氏に感謝しなければいけません。

尊敬の念を込めて、今日はトニー・ブザン氏に乾杯。
ケント
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