【悪用厳禁】グランファルーン・テクニックとは?あなたの見込み客を熱狂させる秘密

この記事で解決できるお悩み
  • グランファルーン・テクニックって何?
  • ファンを増やす効果的なテクニックが思いつかない
  • 売上をもっと確実に上げていきたい

いつもありがとうございます。

あなたは「グランファルーン・テクニック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

グランファルーン・テクニックは、政治、マーケティングなど様々な場面で使われる手法です。

このテクニックを用いれば、見込み客は熱狂し、行動を起こしてもらいやすくなります。

もし、あなたが「売上げが伸びないなぁ」とお悩みなら、このテクニックを学んでおいて損はないです。

そこで、今回は【悪用厳禁】グランファルーン・テクニックとは?あなたの見込み客を熱狂させる秘密について解説します。

ちょっと危険なテクニックでもあるのですが、使うとすごく効果的なので参考にしてみてくださいね。

目次

【悪用厳禁】グランファルーン・テクニックとは?あなたの見込み客を熱狂させる秘密

グランファルーン・テクニックとは、集団に「ある共通点」を作り出すことで、説得しやすくするテクニックのことです。

たとえば、セミナーなどでは、参加者をランダムに分け、グループワークする時ってありますよね。

各グループごとにプレゼンするとなった場合は、特に面識もない仲なのに何故か連帯感が生まれます。

このように、同じ属性に割り振られたり、同じ目標を共有した時点で、人は相手に親近感や好意を感じてしまうのです。

グランファルーンとは何?

グランファルーンとは「ある人々」の集団の名前のことなのですが、試しにこの言葉でググってみてください。

『グランファルーン?ググっても出てこないよ?』

となると思います。

そりゃそうかもしれません。

グランファルーンと言うのは小説の中の登場人物ですから。

それ自体は有名ではありません。

『猫のゆりかご』というSF小説に出てくるボコノン教という架空の宗教の経典に出てくる集団の名前なんです。

架空の宗教で、しかも経典の中に出てくる言葉なんて普通わかりませんよね(汗)

簡単に説明すると、『誤った形で重要だと思われている集団』のことを指します。

その後、1990年代に『プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く アンソニー プラトカニスら(著)』というペーパーバック(安価な紙に印刷され、ハードカバーの様に皮や布や厚紙による表紙を用いていない形態の本)の中で、

大衆を扇動するためのテクニックとして、「グランファルーン・テクニック」という言葉がここで登場したんです。

グランファルーン・テクニックとはどんなもの?【具体例】

グランファルーン・テクニックは一言で言えば『説得のテクニック』です。

その内容は『それぞれ個人を1つの集団として集まるように』説得するというものです。

たとえば、集団の共通点としては、「同じ民族」、「同じ出身地」、「同じ趣味趣向」、「同じ悩みを持つ」などがあります。

それらに対して、以下のように2段階的に分け、説得していきます。

第1段階:仲間の意識づけ

第1段階の手法としては、共通点を見つけ、人々を1つのグループにまとめます。

目的は「仲間意識を芽生えさせる」ことです。

例えば、大学に入学すると、色んな地方の人が集まりますよね。

そこで必ず話題になるのが「出身地」です。

え?あなたも○○県出身なの?しかも同じ市内じゃん!

へー奇遇ですね!・・・で、あなたはどこ中(ちゅう)?

何気に話していると、実は同郷だったというのは割と聞く話です。(世間は意外と狭いなぁ~と感じたことあると思います)

それが発覚した日には、たちまち心の距離がぐっと近づき、急に親近感を抱きます。

そこからは、ずっと地元ネタで盛り上がれますよね。

他にもたとえば、大企業や中央官僚に就職する時は、入社式後に「◯◯大学出身」というだけで先輩OB、OGに声をかけられ、気づいたら組織内の派閥に所属しています。

最初は居心地悪く違和感あるのですが、みんな別に悪い人ではないので、いつの間にかすっかり一員になっています。

これが、「第1段階:仲間の意識づけ」です。

人は何か共通点を見出せると、仲間意識が芽生え、安心するんです。

第2段階:自尊心とプライドの意識付け

第2段階として、仲間意識が芽生え始めたこれらの人々に自尊心やプライドを持たせます。

そして、集団によっては、グループ外の人間を敵視させるのです。

フーリガン

たとえば、サッカーのフーリガンはそうですね。

フーリガン

武装集団の一種。生みの親はイギリスとされる。

サポーターを装ってサッカースタジアムに侵入した後、試合観戦よりもむしろ暴動を期待する危険な集団。

武器は様々で、発炎筒などを好んで使用することはあまりにも有名。無数の発炎筒をピッチに投げ込んだため、サッカーの試合が急遽中止になったこともある。白人の体格がいいのはフーリガンになるために神が授けたものと偏った思想も共有している。

歪んだ精神かもしれませんが、集団で過激な行動をとることで、「グループに所属している」という安心感や高揚感、あるいは「選民意識」が芽生えます。

また、反社会的な行動を起こすことで自己顕示欲を満たしたり、日々抱えているストレスの発散にもつながっているのかもしれません。

つまり、仲間意識と自尊心やプライドがそこには存在しているのです。

これは日常生活においても、抽象度を高めればいくらでもこの傾向はあります。

学校

たとえば、学校の教室では気の合う女子たち同士でグループに分かれます。

その中では、比較的派手で目立った中心メンバーの集団と、どちらかと言えば地味で大人しいメンバー達の集団がいるはずです。

もちろん、どちらが良くてどちらが悪いという訳ではないのですが、お互いそれぞれのテリトリーがあり、普段は必要時以外はお互い干渉しません。

しかしながら、互いのグループはそれぞれメンバー内で仲間意識が芽生えていますし、

敵意はないかもしれませんが、自分の「居場所」には入ってくるなよ・・・みたいな感情はあると思います。

その感情には、自分が所属している集団に対する自尊心とプライドも大きく関わっています。

(もちろん自分を肯定したい気持ちっていうのは誰にでもありますのでごく自然なことです)

この第1段階、第2段階は、もしかしたら「黒幕である誰かの手」によってなされているかも知れません。

具体的には、フーリガンの指導者であり、女子グループはリーダー格の女の子ですね。

このように、自然にグランファールン・テクニックが働いていることもあります。

そして、何かをきっかけとして、集団の熱狂はさらに激しくなります。

サッカーW杯

たとえば、4年に1回開催されるサッカーW杯。

その時期になると、何処からともなく大勢の人達が居酒屋やスポーツバーに集まります。

あるいは、街頭の大型モニターの前で、一致団結して日本人選手や日本チームを応援する光景が見られるはずです。

これは、オリンピックもそうですし、水泳、陸上、卓球の世界大会もそうですね。

その時だけは、「ニッポン!・・ニッポン!・・・」とみんなで両手を上げ叫び、日本人としての誇りやプライドを確認しあう場になります。

ハロウィンパーティー

シャシンヲトラセテイタダイテヨロシイデスカ?(*´ω`)

ハロウィンパーティー(仮装祭り)はすっかり日本の文化になりました。

渋谷スクランブル交差点に一夜にして100万人集まり、外国人客の観光スポットにもなっています。

この日ばかりはどんな仮装をしても許され、普段の「自分ではない」解放感が気持ち良かったり、「日頃のうっぷん」を晴らしたい人も参加し、熱狂の街になります。

自分と同じ仮装している人や気になる仮装の集団を見かけると、積極的に声をかけ一緒に写真を撮ったりします。

普段は、目も合わせずすれ違うだけなのに、あちこちで見知らぬ人同士でおしゃべりをしたり、お酒を飲んだりしています。

このように同じ属性が集団化すると、仲間意識が芽生えます。

そして、サッカーW杯やハロウィンの集まりで熱狂化した群衆の言動によくよく注目してみると・・・

「(他国のチームや選手に)今のレッドカードだろ、退場させろ!」

「(警官や警備員に)オラ!ひっこんでろ!邪魔すんな」

などと攻撃的な発言をする人もいます。(普段しない人までも言っています)

そういう場合はきっとその背後には扇動している人(仕掛けている人)が必ず存在しているはずです。

つまり、上記の第1段階、第2段階のように、「グランファルーン・テクニック」をうまく使えば、集団を熱狂させ、誘導もできるということです。

以上が、「第2段階:自尊心とプライドの意識付け」です。

そこで次は、どのように「グランファルーン・テクニック」があなたのビジネスに転用できるのか紹介しますね。

あなたのビジネスに活かすグランファルーン・テクニック【シナリオ】

今回は、あなたがダイエット関連の商品を紹介する場合を仮定して例を出します。

第1段階:仲間の意識づけ

たとえば、マーケティングにおいてSNS集客は有効なツールです。

そこで、あなたは「インスタグラム」でダイエットに苦戦している人たちに響く画像とメッセージを投げることにしました。

徐々にフォロワーを集めていき、情報交換やコミュニケーションを相互にとれる状況を作ります。

ちなみに狙うターゲットによって最適なSNSは違います。ダイエットではインスタが最適ですし、恋愛ではツイッター、ビジネスではFacebookと属性が合いやすいです。

次第にあなたの元に集まってきたフォロワー達は、交わされるコメント数に比例して仲間意識が芽生えていきます。

さらにあなたは、インスタライブやストーリーで接触回数を増やしていきながら、リアル感や親近感を演出し、より「場」を活発化させます。

これで第一段階は完了です。

第2段階:自尊心とプライドの意識付け

『あの時、太っているせいで凄く悔しい思いをしたんだよね』

などと発信すれば、♡イイネ!をしてくれる人はたくさんいるはずです。

実際に、ダイエットに苦労している人たちは、なんらかの形で苦い思いをしていることが多いので共感します。

その中には、太っていることをからかわれたり、異性にフラれたりなど、多かれ少なかれ経験があるかもしれません。

そこであなたは、あの時見下した人たちを「仮想敵」とみなし、

「あの時の悔しい気持ちを忘れず、痩せて見返してやりましょう!」

と繰り返し訴えることで、次第に自分たちの自尊心とプライドを芽生えさせるように誘導します。

すると、数か月後に高校の同窓会を控え、過去にクラスメートから体型をからかわれた人は、このメッセージが心に刺さります。

あるいは、旦那に自分の体型を若い頃と比べられ、心無い一言に傷ついた主婦さんは共感します。

これで第二段階目も完了です。

セールス開始

あなたが、ダイエットプログラムやダイエットサプリを紹介するならここからです。

たとえば、こんなシナリオはどうでしょう?

『あの女優は○○という方法で、痩せたらしいよ。

(グループの感情は一旦○○に向かいます。)

『今、業界ではとても人気だよね。でも、あの方法でダイエットが上手くいくはずがない』

(ここで世論に対して、あえて「アンチテーゼ」を唱えることで、注目を一層引きつけます)

『あの○○は科学的根拠がない。なぜなら・・・』

(反論を科学的に解説することで納得させていきます)

『ところで●●って知ってる?』

(セールス開始)

『まだほとんど知られてないけど、密かに有名インフルエンサーが今注目してる最新の●●

(貴重な情報を共有し、選民意識を演出)

『実際に●●試してみたけどびっくりするくらい効果があって、私は上手くいったよ!』

(ここからクロージングへ)

あとは、あなたは証拠写真なども交えてセールスを始めれば良いです。

なお、セールステクニックに関しては個人起業家のためのライティング講座|新PASONAの法則とは?例文を使って解説も参考にしてください。

ここで危険なのは、〇〇への非難も、最新の●●の根拠も”でたらめ”でも成り立つということです。

なぜなら、すでにそこには「集団の意識」が存在し、自尊心やプライドが芽生えているからです。

やはりここでも、人は何か共通点を見出せると、仲間意識が芽生え、相手を信用するんです。

そして、誰かがそこで、

「私、過去の自分に対して見返したいので購入します!」

と共感性の高い宣言がコメント欄に投げられると、

「私もじゃあ挑戦します!」

と次々と連鎖反応が起こるんです。(バンドワゴン効果って言います)

うまくいけば爆発的な売上につながります。

ただし、あまりにも誇張してやり過ぎると逆効果なので注意してください。

たしかに「グランファールン・テクニック」は、人を動かすためにはとても有効な方法です。

ですが、やはり「信用」があってこそ成り立つものです。

「信用」を失うような状況になればたちまち集団は成り立たなくなり、仲間意識も崩壊しますので、そこだけ留意して展開すれば、非常に効果があるテクニックですよ!

バンドワゴン効果については、【バンドワゴン効果】鬼滅の刃はなぜ流行したのか?マーケティングでも重要な考え方を紹介で分かりやすく解説しています。

グランファルーン・テクニックは実際に使われているテクニックなのか?【検証】

グランファールン・テクニックとは、今まで、関係しなかったものを互いを結び付け集団化させ、些細な共通点を意識させることで一体感を生み出すテクニックです。

目的は、次第に仲間意識を芽生えさせ、説得し、行動を起こさせることです。

ここまで読んだあなたは、

『なんて恐ろしいテクニックだ!』

『扇動を利用した詐欺の手口だ!』

と思われるかもしれません(汗)

実際に、かのアドルフ・ヒトラーもこのテクニックを使うことでアーリア人の集団を攻撃的に煽り、ユダヤ人を「仮想敵」にすることで大衆を熱狂させ、そのカリスマを確固たるものにしたのです。

しかしながら、このテクニックは現代の政治でも普通に使われているのです。

たとえば、かつて自民党総裁だった小泉純一郎氏は「自民党ぶっ壊す!」のスローガンを掲げ、国民を熱狂させました。

自分の所属する政党を「仮想敵」とし、自ら「ぶっ壊す」という攻撃的で分かりやすい言葉によって、「やってみてくれ!」という国民感情が全国にどんどん広がり、一大ムーブメントを起こしたのです。

(その後、自民党が異常な高支持率になったのは言うまでもありません)

同じパターンがあります。

政治団体「NHKから国民を守る党」(N国党)の党首立花孝志氏が同じく「NHKをぶっ壊す!」と言って自身のユーチューブ発信を皮切りに、ニュースなどメディア全般に取り上げられ一気に話題になりましたね。

以前からNHKの受信料問題で不満や疑念を抱えていた人が、NHKを「仮想敵」にした立花氏に熱狂化し、ついに2019年に参院選(比例代表)で初当選しました。

国外でも一緒です。

たとえば、第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ氏は「国境の壁」というスローガンを掲げ、メキシコ国境を封鎖し、移民を排除しようとしました。

メキシコ人を「仮想敵」とし、移民に反対するアメリカ国民の「選民意識」を煽り取り込んだのです。

壁建設支持者を熱狂的に駆り立て続けた結果、「国境の壁」のアイデアは選挙のメッセージ戦略としては、有効だったと評価されています。

このように、現代の政治においても色々な場面で「グランファールン・テクニック」は使われ、一部の民衆は熱狂化し、発信者は指示(自分のファン)を獲得できているのです。

グランファルーン・テクニックとは?あなたの見込み客を熱狂させる秘密まとめ

今回は、「グランファールン・テクニック」を紹介しました。

利用する時のポイントは以下の2つです。

グランファールン・テクニックのポイント
  • 仲間意識を芽生えさせる
  • 共通の仮想敵を意識させる

あなたが自分の商品を売りたい時でも、これは有効なテクニックです。

実際に、売れている商品のセールスレターあるいはメルマガの文章を観察すると、このテクニックを使ったものはたくさんあります。(試しに実力者の文章を確認してみてください)

なので、今回のグランファールン・テクニックを意識すれば、読み手はあなたに熱狂しやすくなりますよ。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

ちなみに読み手の心の壁を破壊する方法として、【心の壁を破壊せよ】3つのNOTとは?コピーライティングの基本3原則を解説も参考になるのでチェックしてみてください。

今回は以上です。

最後までお読み下さりありがとうございました。

ケント

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この記事を書いた人

ケント

・女性限定ライティングサロン「Site New Tourism」運営/女性ライター約100名所属
・12ブログ運営中
・累計ページビュー数230万PV/年
・累計ページ別訪問者数183万人/年
・グーグル1位記事 226記事
・10位以内記事 1789記事

女性ライターが息長く活躍できるビジネスモデルを作りたくて活動しています。

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